MRE

昼食は久々にMRE。ヒーターを使うコツがようやく判ってきた(^^;)
本日のメニューは、WORNICのchicken with Thai sauce。なんというか、タイ風チキンシチューといった趣きで、これに「White rice」と称する飯が付いている。過熱して食べるレトルト米だが、やっぱり米メニューは自衛隊缶飯のほうが上かなぁ、と思う。
他にベジタブルクラッカー×2、チーズスプレッドwithハラペーニョピリ辛チーズクリーム)、ミックスナッツ(干しぶどう入り)、オレンジジュース、これにいつものコーヒー、紅茶、カトラリー、調味料、ナプキン、マッチの類が付く。
 
終戦後、我々の父母達は進駐軍の米兵からこうしたMREのような食料提供を受けて……と書くと大嘘になる(^^;)。
当時、確かに粉ミルク(脱脂粉乳)や粉末卵(水で戻して使う卵)などのインスタント食品はアメリカにはあったらしいが、MREの原型のCレーションが登場するのはベトナム戦争時代になってからのことなのだそうで、進駐軍の時代にはまだまだ登場していなかったとかなんとか。しかも、一将校が「あまりにも軍の飯がまずい!」ということで自腹で開発させたものを、軍が引き継いで発展させたのが今のMREなのだそう。
米軍のMREのメニューは、たびたび変更されているようで、通常のミートメニューと一緒に、ベジタリアン・メニューも標準でセットされているらしい。
 
ちなみに世界でいちばんうまい軍用食はイタリア軍のレーションだとか。量・味ともにこれにかなう軍用食はないと聞く。「いい飯を食わせないと兵がサボタージュする!」という噂に信憑性を与えるほどのうまさらしい。一度食ってみたいものだ。