三遊亭楽花生独演会を鑑賞

本日、知己のお招きもあって、「三遊亭楽花生独演会」を見に行く。
三遊亭楽太郎師匠の一番弟子で現在二枚目、という方。
演題は、前座が「饅頭こわい」、前半が「壷算」、休憩、「太神楽(曲芸)」、後半が「火焔太鼓」、という構成。
太神楽は「マギー風味」で染之介染太郎のような芸をする人、という説明がわかりやすいかも。演じるは扇屋勝丸さん。
三遊亭楽花生さんの落語は、壷算、火焔太鼓ともに「道具屋の主人が与太郎」というネタ。
この楽花生さんの「与太郎」っぷりが非常にイイ。
壷算の瀬戸物屋の店主がまたイイ。
なんでか、若い頃の林屋喜久蔵師匠を思い出したりした。
間の取り方、表情などもよく、見ていて玉砂利を踏む音や武家屋敷の松の木、煤だらけの古太鼓、道具屋の女房がしがみつく柱などが鮮やかに浮かび上がる。
実にいい。
 
これでまだ26歳だという。
今後、10年20年経たら、さらにいい噺家になるだろうと思う。
「追い続けたい人」が今日また一人増えた。