またバッグの話

日経ベストPCの連載コラム*1のネタ探しをしているうちに、またまたバッグが欲しくなってきた。
あ、いやいや、まだ買ってない。
今のお気に入りはいちばん最近買ったオレンジのバッグ。BOBLBE-Eの登場以来流行りに流行った硬質キャノピーのデイパックのアレンジ品というか要するにパクリ品なわけだが、打ち合わせでノートPCを運んだり、本や資料、ペン、サイフなどなど小間物を詰め込んでバイクで移動する機会が多い僕としては、非常に気に入っているし、ある意味これが究極に限りなく近い決定版だと思っている。訳あり品だったらしく安かったし。
仕事使い、普段使いはもうこれ以上求めるものはない。
 
が、色々諸々あってだんだん使い勝手が苦しくなってきた別用途のバッグがある。
それはタンクバッグ。
バイクに乗らない人はピンと来ないかも知れないが、ツーリングなんかのときにバイクの燃料タンクの上に載っけて使うバッグを「タンクバッグ」という。
マップを挟んだり、グローブを挟んだり、料金所を抜けるときのために小銭やハイウェイカードを入れるポケットがあったりと、バイク乗りの便利に特化したものだ。ツーリングなどの折に、ないと困る。
僕の場合、そう頻繁にツーリングに出かけることはなくなってしまったが、例えば実家にバイクで帰省するようなとき、やっぱりないと不便。G-Motion乗りに行くときは、携帯工具や予備燃料なんかを詰め込んで持っていくのにも使う。背中にG-Motion(を乗せた背負子)を背負ってしまうので、その他の荷物を背中に背負えないのである。いっぺん、デイバッグに必要な荷物を詰め込んでG-Motionの更に上にくくりつけて背負ってみたのだが、G-Motionを含めた背負子の総重量が30kgを越えてしまい、立ち上がることができなかった(+ぎっくり腰になりそうになった)。
G-Motionのみだと22kg、背負子が2kgくらいだから、僕の腰は24kgくらいが限界なのである。
そんなわけで、小物装備はタンクバッグに収めて持っていくことになる。
 
話が逸れた。
そのタンクバッグ。かれこれもう10年近く使っているが、元々は弟から譲り受けた年代もの。デザイン(設計思想)も古く、使い勝手も不便になってきた。用途が用途だけに頑丈ではあるけれども、さすがにいろいろ綻びも出てきた。
急がないものではあるけれども、不便を我慢するのが辛いものでもあるわけで、これも検討対象に入ってきた。
 
G-Motionのほうはこのところマシントラブルや怪我、さらには忙しくてあんまり乗ってなかったりもあって遠乗りからは少し遠ざかっていた。
マシントラブルに備えて携帯工具を持ったり、また遠乗りのための予備燃料を持ったり、今までは持ち歩かなかったけどいずれ往復60kmの超長征に挑戦するときには雨具も必要になるだろうし……とかなんとかいろいろ考えていた。ここんところはウェストポーチにそれらを突っ込んでいたが、そろそろモノが多くなりすぎてポーチでは入り切らなくなってきた。
長寿スレのテンプレと同じで、何度も内容を見直して削って小さくしていくのだが、いろいろなアクシデントに備えていくとどうしても内容が膨らんでしまうわけで……。

  • 携行する装備を見直して少なくする
  • しかしどんなに見直してもウェストポーチでは足りない
  • しかも腰に付ける重量が増えるとまた腰痛がぶり返す
  • できれば荷物は背負いたい
  • でも、タンクバッグとバックパックをふたつ持ってくのは無駄
  • 現行のタンクバッグが古くなっている

そのへんを一挙に解決しようと思ったら、「背中に背負えるタンクバッグ」を探すしかない。
 
そんな虫のいいモノがあったらいいなーと思いつつさらに漂っていくと、
http://www.rakuten.co.jp/bobcat/668348/683549/683559/
こんなものがあった。
バイク部品&アクセサリーメーカーのNANKAIが出している2wayタンクバッグで、「タンクバッグにもなり、背中にも背負える」とある。
これかなあ。
買うかもなあ。
 
……いやいやいや。まだ買ってないし。
でも、「いろいろ困るから必要」という、自分への言い訳を充分満たしているというか……。
そういうわけで、いずれ買っちゃうでしょう。
妄想ショッピングのネタ探ししてると、毎回なんか欲しくなっちゃうんだよなあ。
困った困った。

*1:月刊日経ベストPC+デジタルにて、普通はまず買わない(または様々な理由で買わない)モノをうっかり思いきってアクセル踏みすぎて買ってしまう「妄想ショッピング」というコラムを連載中。コラム内で「妄想して買ったことになっている」総額は連載21回ですでに5400万円を優に越えている。そんだけホントに買えたらなあ、と思う一方で、連載中に自分が紹介したモノに自分が耐えきれなくなり本当に衝動買いしてしまった……のがG-Motionであった。はっきり言って、足が出やすい困った企画であるのだが、非常に楽しい仕事のひとつでもあるのだった。