DSとワンセグとブラウザ

ぎゃー。ぎゃー(興奮)


何かと期待の高まるニンテンドーDSだが、Nintendo iNSIDEによるとどうやら携帯電話用のワンセグ放送に対応するらしい。アンテナをにゅーっと延ばしてデジタルTV放送をDSで受信できるようになるということだ。ぎえー。
TVを受像できる携帯電話はうちの家人が持っているのだが(ワンセグ対応ではない)、実際に使ってると1時間番組はちょっと見切れない。水戸黄門で言うと印籠が出る前にバッテリーが切れる感じだ。が、DS(Liteはバッテリーの保ちもよくなるらしい)なら、映画1本はともかく1時間のニュース番組ならスポーツニュースまで見られるくらいはいけるかもしれない。
期待大である。
というか、出たら買うな。間違いなく。


さらに、OperaATOK(たぶんモバイルATOKのDS版か?)でネットブラウジングもできるようになるらしい。
すでにWi-Fi通信で無線LANルータを経由してインターネットアクセスができているわけだから、当然その可能性と実現できるだけのスペックはあるものとして考えられる。
これもネックというか心配なのは「電池の保ち」。現状、Wi-Fi通信をすると30〜60分程度でバッテリーは空になる。おそらくDSでブラウジングをした場合も同程度となるだろう。
DSでブラウジングをするというのは、DSが「大人向け携帯端末」の一端を占めつつある現状では極自然な流れだと思うし、そうならないほうが不思議という気もする。(何しろインターネットに(以下略)


一方で、DSは子供も多く利用する端末である。
任天堂は常に「子供が使うこと」を念頭に置いた設計をしてくる会社であるわけで*1、もちろんそのへんは何らかの対策をしてきそうな気がする。
例えば、18禁サイトに子供がアクセスできないようにするフィルタリングなどなど、メンタルな問題というか、ネットワークの弊害に当たる部分をどのように解決するのか? とか。
また、利用時の課金はあるのか? とか。
Wi-Fiがそうであるように、家庭用の無線LANアダプタを利用する端末という位置づけにDSを置くなら、もちろん通信は無償ということになるだろう。


また、携帯電話がそうであるように有料コンテンツへのアクセスによって料金を徴収するビジネスモデルというのも考え得る。
すでにGBAスロットにSDカードを差し込んで、PCとのブリッジにし、PC側から動画/音声データをDSに持ち込む「プレイやん」は製品化されている。この逆で、DSでブラウジングした内容を、GBAスロット経由でSDカードに「保存・格納」する活用方法だって不可能とは思えない。当然考えられうる展開だ。


いろいろ考えられすぎで大変楽しい。
DSは「ネットワークインフラに対する端末」という性格を、今まで以上に強く帯びてきた。多くの大人がDSを持つようになったという、端末利用者の思った以上の拡大がこれらをさらに強く奨めていきそうな気がする。


ますますもってPSPとの差が開きそうである(笑)

*1:例えば、PSPに比べてDSは相当頑健というか頑丈だ。初代ファミコンの頃からそうなのだが、子供が遊ぶ商品であることを考慮し――大人が予想もしないような子供の行動、例えば投げるとかスロットに手を入れるとか――に対応することに対して手抜かりのない会社である