ドナドナFZRのその後

本日、無事工場に引き取りに行ってきた。
ただ、完全な健康体にはならなかった。
FZRにはプラグが４本あるのだが（４サイクル車だから）、そのうち３本のプラグは錆びてシリンダヘッダに固着しており、１本は外そうとしたらプラグの根元が自然にもげたそうな。
で、かろうじてそのもげたプラグのみ交換し、なんとかエンジンは掛かるようになったものの、残りの３本はぴくりとも動かず（というか、シリンダヘッダが壊れる可能性が高く）、他はそのまま。つまり、爆弾抱えたまま、なわけだ。
無事なプラグが１本しかないので、そのプラグが被ってしまうと掛からなくなってしまうわけである。

他に、フロントブレーキ周りも「まず最優先でキャリパーとマスターシリンダー交換」と念を押される。けっこう掛かるので、今回は見送っているが、これも「すでにブレーキシューがなくなっている。部品がいつまであるかわからないので（FZR250はすでに製造中止している16年前のバイクです）、部品があるうちにやったほうがいいと思う」とのこと。
ただ、それ以上に「エンジンは確かに快調だけど、それ以外の部分は動いているのが奇蹟なくらい。ひとつひとつ直していくと数十万掛かる。新車なり他の中古車なりに買い換えた方が安く付く」という。至極真っ当な意見だと思う。

ともあれ、今日の所は身請けしてきた。
「どうしてもそのFZRじゃなきゃダメなの？」
とバイク屋に聞かれ、「他に欲しいバイクがないんスよ」と力なく笑ってきた。

なくはないけど限定解除しないと乗れないし、高いし。
かといってビッグスクーターはなんかイヤ。
車は欲しいけどやっぱり置く場所ないし、乗る機会はバイク以上に少なそうだし。
ああ、困った困った。いろいろと。

とにかく、だ。
バイクが直ってきたので、次は事務所の片づけ＆予備マシンの回収。
今日は日が落ちたので、続きは明日。