タイヤの使い途
自宅に戻ったところで、オクで手に入れた空気入りタイヤ4本が届く。
G-Motionの新型トレーラー用の部品として入手。
以前のトレーラー用車輪はキャスターだったりキックボード用のウィールだったりした。
ノーパンクタイヤではあったのだが、いかんせん衝撃を吸収しきれないほどに固く、悪路走破をするとあっという間に坊主になる程度に柔らかく、今ひとつ具合がよくなかった。
今回は空気入りでやや径の大きい(といっても20cm程度)タイヤ。幅もある。
おそらく、本来は台車か農機具に取り付ける用途のものだったものと思われる。タイヤ1個の耐荷重は80kg。4個セットで320kgまでOKなのだが、そんな重い物を乗せる予定はない。
いろいろ工夫のし甲斐があってよろしい。
ただ、さすがにキャスター部分がえらいこと頑丈で、重量*1がなんかものすごい。
バイクで運ぶから軽量化を云々というコンセプトは、なんかどこかに消えて行ってる気がする。
新しいトレーラーは、ふだんG-Motionを運ぶために使っている車輪付きキャリアをベースにする予定。これなら、G-Motionがトラブッたときに乗せて回収する、という用途には適うし。フレームの強度は50kgくらいまで対応してるし。
問題は、「今回入手したタイヤをどのようにフレームに取り付けるか」「G-Motion本体との接続はどうするか」ということ。
前回、思いの外頑丈な「木材の粘り」を見せつけられたので、今回も木材+フレームを組み合わせた形になるだろうと思う。百円ショップの「桐まな板」が案外役に立ちそう。
また、新しいタイヤが思いの外重いので、これに耐えうる材料を考えないといかんなあ、ということ。鉄板/アルミ板はそのまま使うとすぐ曲がるので、木材と組み合わせたほうがいいような気がする。
ただ、どうにかして折りたたみ構造を考えないと、かさばって背負えなくなる。<まだ背負うつもり(笑)
この間、僕の肘と一緒に大破したトレーラーは試作T3系だった。
今回はフレームから何から完全に一新するので、系統も新たにT4型として作り始めることになる。
強度を求めると重量が上がるというのはある意味避けられないところかもしれない。
あらゆる技術史で繰り返された課題が、こんなミニマムなところにも現れるわけで……。
そんなわけで、大人のミニカー(笑)作りはまたまた概念設計からやりなおし。
今は「車軸拡幅と車輪折りたたみ方式」をあれこれ検討中。
企画書を書いてるとき、打ち合わせをしてるとき、そしてこういう「何かの役に立つわけではないものの実用性を追求してるとき(矛盾)」がいちばん楽しい。
次に楽しいのはそれが実績となって形になったとき。
いちばん悲しいのは、それが目の前で粉々になっていくのを見るとき。笑いもこみ上げてくるけど。
夏の工作はトレーラー作りで確定。
超-1作品集とどっちが先に完成するか競争だ!(作るのはどちらも僕です)
*1:一個2.4kgあった。トレーラーには二個使うので合計5kgの増量