T6A

食休みの合間にちょっとトレーラーを。
先だって、ボディの大半が木製の軽量型トレーラーT3L型が一応の完成を見た。積載量は当初目標の「タンクバッグが乗る」を満たし、横転もせず、G-Motion本体への追従性もよい。タイヤの消耗を除いた幾つかの細かい問題点は概ね解決されたが、次の目標「マシントラブルに見舞われたG-Motionを載せて運べる」には、あの木製トレーラーT3Lでは小さすぎる。


で、強度と走行時安定性の双方を取るということで、UNI-GOのような一輪式のトレーラーT5シリーズも作っていたのだが、これは「タイヤそのものが重すぎる」ということで、バイクで運べなくなった。

整理すると、

1)荷物(主に工具と雨具と予備燃料と水と食糧)を運べる。
(タンクバッグに概ね詰め込んでいるので、タンクバッグが積める、というのが最低条件)
2)バイクで目的地まで運べる。
(すでにG-Motionだけで20kg以上あるので、重すぎない、かさばりすぎないというのが条件)
3)G-Motionを運べる。
(マシントラブルで動かなくなったG-Motionを載せて運べる)

……を満たしたトレーラーというのが最終目標ということになる。
T3Lまでのモデルは(1)(2)はなんとか満たしたが、(3)はちょっと難しかった。
T5は(3)をてんで考えてなかった上に、(2)すら満たさなかったorz



というわけで、さらに次の世代のT6Aを作成。
部品数はとっても少なく、加工箇所も少ない。
基本的に、普段G-Motionを運ぶのに使っているアルミ製キャリー(タイヤ付き、固定ベルト付き)に、トレーラー用のタイヤとT3L用に作った汎用マウントに繋ぐためのヒッチ金具を付けただけ、という。










部品数が少ないのと既存キャリーを流用するのとで、(2)バイクで運ぶを、かなり楽にクリア。キャリーそのものは大きく重い(3kg)のだが、いつもG-Motionと一緒に背負っているものなので問題なし。
そして、キャリー(もともとは50kgまで運べる)の積載量は持っていく荷物(G-Motion込み)の2倍は載せられるということで、(1)も楽々クリア。
もともとG-Motionを運ぶために使っているキャリーなので、もちろん(3)も楽々クリア。
素晴らしい。

なぜタイヤ付きキャリーに新たなタイヤを付けるのかというと、元々のキャリー用のタイヤというのは非常に脆いから。タイヤ(樹脂)部分は摩滅しやすく、ホイールはプラスティック製で割れやすい。高速走行を何十キロもするようにはできていないため、あくまで「補助的なタイヤ」ということで。



T3Lまでで削れまくっていたキックボード用の樹脂ウィールは一時使用を見合わせ、今回は「オフロード用三輪キックボード」の前二輪をステーごと流用。タイヤの接地面が広いのと、嘘でもオフロード用(笑)のため、タイヤに溝が付いてるのとで、今までのキックボード用ウィールよりは多少マシだろう、と。これでダメな場合でも、ステーはそのまま流用利くので、他のタイヤ代用品を考えたい。

テストモデルということで材料はいつものパイン材/杉材で作っているのだが、うまくいくようなら、いずれ同じ構造でもうちょっと別の材料で作ったほうがいいかなー、とも思う。