アン肝

最近、アンコウがやたら安く出ていることがある。
鍋セット、とかでなくアン肝だけが100〜200gくらいどでんと入って200円弱とか。
これは、買わない手はあるまい。中国産だけど。
目を皿のようにして、まずアニーがいないかどうかだけは死ぬ気でチェック。
いや、中に入ってたらもうわかんないんですけど、せめて外からだけでもジックリと。
で、いけそうな気がしたら運を天に任せて「これください」と。


アン肝というと、なんかえらいこと高価なイメージがあるが、パックで200円弱だったら酒肴としてはかなり安い部類に入る。アニーさえいなければ、こんなに素晴らしく美味いものはない。
肝系で言うと、カワハギの肝、スルメイカの肝なんかも好き。今の時期ならタラの白子なんかも出回ってる。これは肝臓じゃないんだけど、まあ肝の部類ということで。肝つながりで言うと、コス*1は全般に好きだ。ぷちぷちしてたり、ぱさぱさしてたりするが、大はイクラから、小は太刀魚や鰺の腹にはいってるちっこいのに至るまで好きだ。
そんなわけで、正月が終わってから(笑)実家から届いたカズノコなんかも塩抜きしてみる。
アン肝は逆に振り塩してやんないとならない。
全体を流水で洗って、血管を破いて血抜きして、それから包丁で半分に切ってみる。このとき、アニーが付いてこなければ今日の僕は勝者。

これに軽く塩を振って、小一時間置く。
軽く流水で洗って、鍋に水と酒を沸かす。
蒸籠を軽く濡らし、白菜か大根スライスを並べ、その上にアン肝を並べて、蒸籠を鍋に掛ける。
そのまま10〜15分ほど蒸す。

フタを取ってみて生臭い臭いがしなければOK。
鍋から蒸籠をおろし、そのまましばし放置してあら熱を取る。
そこそこ冷めてきたら、アン肝を白菜ごと皿に取って冷蔵庫で冷やす。
白菜か大根スライスの上に載せておくと、皿への移動が楽。

十分にしっとり冷えたら、ポン酢&もみじおろしで。
スライス胡瓜を添えてもイイ感じ。


……晩酌の楽しみなのだが、最近夕方に寝オチしちゃうんだよなあ(´Д`)


PS.
冷やしたものを切り分けてみた。























……今日の僕は敗者_| ̄|○ il||li

*1:と、子供の頃は呼ばれていたのだが、要するに魚卵