胡瓜組木

木工パズルのスタンダードに、六本組木というのがある。
XYZ軸にそれぞれ二本の拍子木が重なる形に組み合わさっていて、それを分解する方法を見つけろ、というもの。箱根当たりに行くと、組木細工のパズルとして売られていたりするし、ハンズのパズルコーナーなんかにも基礎のパズルとして扱われていたりするので、一度くらいは見たことのある人もいるだろう。
これは山中組木工房の六本組木だが、色ごとに分解方法が違うという難しいもの。
http://homepage2.nifty.com/1304/page017.htm


で、これのもっとも(作るのが楽な)仕組みのものは、サラダスティックで作ることができるという。
この間買った「Theメカニカルパズル130」に作り方が書いてあったので、早速胡瓜で作ってみた。

これが完成状態です。じゃーん。

一本の胡瓜から一組しか作れなかったのは、胡瓜が細かったのと試作品だったから。
継ぎ目の部分を隠すため&味付け用にキムチの素を掛けてみた。

これを分解した(つまり組み立てる前の状態)が、こちら。実際には、組んであったものを分解したのでキムチまみれ。

見て判るように、左三つが同じ形。
次の二つは、左三つにさらにくぼみを付けたもの。
一番右はカンヌキになるパーツで、左三つ、右二つ、一番右のを最後に詰めて、完成型の形にする。


大根でも人参でもセロリでもできそう。
ゴボウで作って煮込むってどうだ。
コンニャクでもできそう。そのままおでんに。
高野豆腐でもできるそうだ(戻してあれば)
木綿豆腐……はちょっと難しそうだ。
西瓜……はシーズンオフか。
トマト…………これは無理だな。
フタを開けたら全部組木になってる煮込みとかあったらウケるかなあ。


食べるときはガブッといっていただきたいのだが、つい「えーと、ここを引っ張ると外れてー」と説明してしまい、分解状態で食いました。
無駄(余り)の部分もおいしくいただきました。
なんとか胡瓜1本から2セット作れるようになると無駄が出なくていいんだけど。
精進精進。


PS.
うちにあった六本組木(木材のほう)をバラしてみたら、ずいぶん構造が違う。
へー。ほへー。
さあ、戻すか。
と思ったら、戻らなかったorz
悪戦苦闘した挙げ句、ギブアップして解法のメモを……と思ったら、メモをなくしているorz
この六本組木は内部構造がいろいろ異なるものが何十何百通りとあるのだそうで、胡瓜組木はかなり簡単な部類に入る。
ギブアップし掛けてる奴だって、どちらかというとそこまで難しくはないはずだったのだが……いかん。
二年くらい放置していたら、完全に忘れてる。

パズルはこういうところが怖い。
キャストパズルやったら、半分くらいは忘れてて新鮮に楽しめるんだろうなあ……。


レイトン教授はまだお見えではありません。
なんか安田さんonちゃん……じゃなくて、安田さんでいいのか。
安田さんも参加してるらしいとのこと。声で。
来ないかなー。早く。