iPod touchいろいろ

買ったものは!
そして気に入ったものは特に!
いろいろ人に見せびらかして自慢して元を取る主義です!!<迷惑

バッテリーを検証

さて。iPod touchのバッテリー能力テスト。
外付けスピーカーを付けっぱなし、自動ロックは切った状態で常に画面表示させつつ音楽流しっぱなし……で、5時間でバッテリーがおよそ半分に。(公称値は音楽は20時間)
その後、流しながら寝てしまったので最終的にどのくらい保ったのかは不明<だめじゃん
だが、7時間後くらいに起きたら「残り10%」でセーブモードに入ってた。
そこから起動して再び曲を掛けてみると、冒頭の2分ほどで再びセーブモードに。
その後は「電池ねーよ」の赤い表示のみとなって曲は再生できなくなった。

なんだかんだ言ってパネル表示には電池を食うと思うので、自動ロックを1分にして、かつ常時画面を消して使えば、それなりに連続再生時間は延びそうな気がする。家ではシンク&給電を兼ねる据え置きスピーカーに繋いで使うので電池の保ち時間はあまり気にならないが、外で使ってこそのiPodなので、この辺の電池のバイタリティの実力は気になるところ。

このスタンドはいいものだ

touchは付属品は多くないのだが、その中にある専用スタンドは逸品だと思った。
透明な樹脂製で、touchをホールドする部分は長さ2cm、厚みは最薄部で5.5mm、ホールド部の幅7.5mm。縦にも横にも使えるtouchを立てるのに丁度良い形。なのに、小さくて薄くて嵩張らず、透明なのでtouchのビジュアルを損ねない。よく考えられて必要最小限にしているところも奥ゆかしい。小さく薄いので持ち歩きにも便利。
問題があるとすれば、薄くて小さくて透明なので、なくしやすいのではないかということ。
是非ともこれは予備が欲しい。百円ショップで3個百円くらいのものだろうと思うんだけど、仮に純正だと1個300円くらい取るんだろうなあ(^^;)
とりあえず、中空部分に安全ピン付けて、それにストラップ用のチャームを付けておいた。「邪魔にならずスタイリッシュに」というコンセプトを破壊するようでアレだが、多少存在をやかましく主張するようにさせておかないと、なくす。絶対に。

イヤホンジャック、なんでこの位置なん?

touchは持つ方向によって自動的に縦位置横位置を感知して画面の向きが変わる。
これは素晴らしい。特に横位置は、ホームボタンを右に持ってこようと左に持ってこようと同じように表示されるところがいい。
が、ホームボタンを上にしたときには画面が反転してくれない。これはなっとく行かない。
というのは、touchは本体右下の隅(ホームボタンのある側の右下)にイヤホンジャックがあるのだが、ここにイヤホンを付けて使おうとすると横置きしかできない。(横置き時はメニューアイコンが出ない)
本来想定されてないんだろうけど(^^;)、僕のように外付けスピーカー(100円ショップの)を直差しして使う場合、これも横置きしか選択肢がない。横置きだとステレオスピーカーの左右が縦並びになってしまうので、できればtouchを立てて使いたいのだが、上下をひっくり返しても画面反転しない。

ケース……orz

touchは薄くなったのはともかく長さが若干長くなった。
そしてイヤホンジャックの位置が変わった。
しかも上下ひっくり返しても画面が反転しない。
で、これはどういう影響があるかというと、直撃を受けるのはケース。
シリコンジャケットは当然としても、イヤホンジャックの位置が合わないので、今までのケースのほとんどが使えない。アームバンドも。

特に気に入ってる普段使いのキャンバス地のケースは、素材がしっかりしてるのが災いして通常のミニプラグを挿すと蓋が閉まらない。L型ミニプラグだと辛うじて閉まるもののベルクロがほとんどぎりぎり。アームバンドはネオプレーン製で伸縮素材なので、通常のミニプラグを横に出せばなんとか蓋は閉まる。逆にL型ミニプラグだとベルクロに届かなくなって蓋が閉まらない。

そして、いずれもtouchが4G iPodに比べて薄くなった分、緩い。ので、ケースから滑り落ちそう。これについては、添え板というか足りない厚みを埋めるための詰め物をすれば問題は解決しそう。せっかくの薄さが意味なくなるけど(^^;)

キャンバスケースのほうは、本体操作面側が全部透明ビニールになってるのでtouchの操作には便利。蓋の付け根部分にはDockポート用の溝が切ってあるので、これをあと5mm広げればなんとかイヤホンジャックが露出してプラグを挿せるようになりそう。ただ、ここはミシンで補強されてるところでもあるので、切っちゃったらきっとそこからほつれてくんだろうなという気もする。


とりあえずキャンバスケースの蓋の付け根側の溝を、向かって左側に向けて5mmくらい拡大してみたら、とりあえず問題が解決した。ややほつれ気味に見えるので、はみ出してる部分はバーナーでちょいと炙ってから樹脂か接着剤で固めておけばいいか。
アームバンドのほう、ネオプレーンにハサミを入れるのはちょっと抵抗あったのだが、頃合いの良さそうなところをチョキチョキ切って穴を開けた。位置も丁度良い。
ただ、このアームバンドは外からまったく操作ができないタイプなので、タッチ操作に向かない。
あくまでtouch専用ケースが出るまでの辛抱ということで、いろいろ凌ごう。


アームバンドについてはやはりネオプレーン製のものがすでにアップル純正で出ているようだ(4G iPod用のはサードパーティ)。値段はそれなりだけど、もともとアームバンドはそんなに選択肢がないので悩み所。miniやnanoやshuffleは、もともとエクササイズ中の利用が想定されているのでアームバンドも多いが(shuffleはそもそもクリップ式だし)、フルサイズのiPodはそういうのをあまり想定していないのか、選択肢はあまりない。G-Motionやバイク乗るときに結構使うんだけどなあ。

touchとiPhone

基本に立ち返ると、touchはiPhoneと同じUIを採用したiPodWi-Fiを使ってインターネットに接続でき、Youtubeなんかも見れたりする。
このへん、やっぱり「Wi-Fiポイントがなくても自力で接続できるiPhoneと、見た目のみiPhoneであくまでiPhoneの代用品(電話抜き)のtouchとどっちがいいか」という議論が出てくるところかもしれないが、「音楽も聴ける携帯」であるiPhoneと、「ネットもできる音楽プレイヤー」であるtouchと、どこに重点を置くかで使い分ける別の機械なんだなあと思う。
これ以前の無線通信携帯端末でも苦労してきた点なのだが、ネットに繋ぐというのは大変バッテリーを消耗するわけで、その分、音楽再生機としての稼働時間は下がる。
iPodに「なんでもできる全部入り」を望むならiPhoneという選択肢もあるかもしれないが、iPhoneは日本のどのキャリアが取るとしても(auとはRISMOがぶつかるので、ドコモかSoftbankだろうけど)、お財布ケータイには絶対に対応しないだろうことを考えると、僕にとってはiPhoneは「なんでもできる全部入り端末」の選択肢からは外れる。
そうなると、iPhoneとtouchが同時に発売されていたとしてもtouchを選ぶ気がする。

この機能は欲しかった

touchにそんなに機能は求めてないけど、期待していてやっぱり付いてなかった機能がふたつある。厳密にはひとつなのだが。

ひとつは、メモ機能。せっかく日本語入力ができるのだから、ローカルにちょっとしたメモを記入・保存できる機能が欲しかった。
カレンダーはあるけど書き込みはできず、連絡先(アドレスリスト)に辛うじて「個人ごとのメモ」を記入できるフィールドがあるだけ。
カレンダーのリマインダは僕は携帯のほうで代用しているから使わないけど、メモ的なものは欲しかった。

もうひとつはテキストリーダー。
オーディオブックは読めるのだが、相変わらずテキストを読むには「テキスト→JPEG画像ファイルに変換したものを、写真として読む」という手順しかない。そう言えばDSブラウザもそうだったけど、普通のプレーンテキストを読みたかった。
技術的には難しくないと思う反面、この機能が実装されない理由は想像が付く。

おそらくセキュリティ面の問題だろうと予想する。
プレーンテキストビュアーってことは、そこに例えばマクロみたいなものを書き込んで、そこからハックするということを考えつきそうな人がいそうな気がする。何しろ、URLを書くべきアドレス欄にプログラムを書いてブラウザを操作するという、ブックマークレットみたいなものもあるくらいなので、そういうことを考える人もいるかもしれない。アップルがどんなに頑張ってもiPhoneはばんばんハックされてるし、ないとは言えない。
今のところアップルはサードパーティiPhoneやtouchに勝手ソフトをインストールすることを許していないが、これはやはりセキュリティの問題じゃないかなあと思える。いずれ、サードパーティ製テキストビュアーは出てきそうだけど……。

メモもテキストリーダーも、どちらも「テキスト」を自由に書き込ませるもので、携帯も含めたPDAでは必須機能なのだが、それを敢えて省いて「様々なものの再生機」に徹しさせているのは、無理に全部入りを目指して半端なものを載せないという割り切りなのかもしれないけど、背中が痒いのに孫の手がないようなもどかしさは感じる。