検索結果を恣意的(?)に出力-mixi編

Google/Yahoo!で「初音ミク」を画像検索しても何も出てこない事件は、まだ未解決のままらしい。
それに引き続き、今度はmixiでも同様の疑惑が出てきたらしい。
行く先々に同様のコピペがあるので(^^;)、ひとつ載せておく。

mixi日記キーワード
 ランキング1位 「オリオン座流星群」5914件
 ランキング圏外 「初音ミク」11609件
           ↓
http://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp080448.jpg
http://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp080447.jpg

これは2007/10/21付けのデータで、2007/10/23 16:48現在の「初音ミク」に言及した日記は9000件ちょっと。現在の日記キーワードランキングの5位は「ポーション」で、言及数は5000件とちょっと。
2位「モリケン」は1800件とちょっとで、どうやらmixiの日記キーワードランキングは言及数でランキングを決めているのではないらしい。

※関連する新着日記は、現在の検索結果からランダムで表示しています。
※ポイントは全体公開の新着日記を元に独自の算出方法で計上されています。

ということで、mixiは「独自の算出方法」で順位を決めているということらしい。独自の算出方法は公開されていないが、「皆が注目して言及したもの」が表示されているのではなくて、「注目させたがっているもののうち、言及したもの」を表示している、という解釈でいいのかもしれない。


「検索結果は公平であり正確である」
「数値を元に算出される順位は、ユーザーの帰趨を反映している」

これは、データを検索結果として提供する企業に対する信頼があってこそ成り立つ前提だった。検索サイトやデータ値の検証なくしてマーケティングが成り立たなくなりつつある今、「検索サイトの吐き出す情報やデータは、実際の希求やユーザーの興味を正確に、迅速に表したものとは言えない」という前例になってしまうのだとすると、「検索情報の提供」という優位性が企業価値を決めてきた、あらゆるマーケティングの基幹を握る企業としては、非常にマズイんじゃないのか。


もしくは、「金を払ってる企業には正確な数字を教えるが、無償提供される出力情報には不正確な数字を出して、出資顧客との間にアドバンテージを作る」という新手の商売なんだろうか。