仕事中にあると厭なもの

原稿書いているときは、物凄く集中している。
昔は、半径3mくらいの球の中心に自分がいて、そのバリアwの内側を誰かが通ると、「キッ」とふり向くくらいだった。
ので、原稿執筆に入ると当時の家人は実家に帰ったりしてた。


今は今でやっぱり集中してるのだけど、集中しすぎて人が近くまで来ていても気付かなかったりする。
没入しながら怪談書いてて、仕事部屋のドアがいきなりガチャとか開いたりした日にゃあーた。心臓がギュッときて、椅子から30cmは尻の力で浮いて、膝の猫が飛び降りていくってもんで。
普段ならBGMを流していても家人が階段を登ってくる足音どころか、一階の玄関のドアの鍵を開ける音まで気付くのに、集中しているときは(作業用BGMは止めて書く派)PCの駆動音以外完全に無音にも関わらず、階段を登ってくる足音にも気付かない。本当に、自分の部屋のドアが「ガチャ」と開いたときに初めて人がいることに気付く。


なもんだから、部屋の中で心当たりのない物音とかすると、格段に怖いわけですよ。うひゃあ! と声が出ますよ。
ついにキタ━━(゚∀゚)━━!! とか思いますよ。
後ろ見たくねぇー! とか、激しく思いますよ。
猫役立たねぇー! とか、激しく思いますよ。
で、もっと怖いのは、地震
いや、僕静岡出身だし、地震馴れwしてるし、地震そのものは別にそんなに怖くはない。静岡時代は普段から震度3前後の微震が多かったので、ゆさゆさゆさっと来ても、あまり慌てなかったし。
今の家は3階建ての3階に仕事部屋があるので、震度1くらいの地震でも、増幅されて結構揺れるのだが、それでも普段はあんまり驚かない、のだが。


でもね。仕事中の地震は別。
怪談書いてる最中、しかもスゲー怖い場面を書いてる最中、
「そのとき――」
とか書いてるときに、
ゆさゆさゆさゆさ
とか来るのは反則じゃないかとか、激しく思いますよ。
いや、反則だよ。
今、驚きすぎて椅子から尻で空飛んだし、心臓がキューっときて、肋骨が痛かったよ。そのくせ、猫は全然地震予知しなかったよ。
本当に猫役に立たねぇーw


んもー、今怖い話書いてるんだから地震とかやめてよ!
と、文句を言いたいんだが、誰に言ったら止めてくれるんだろう。