初音ミクそのものに匹敵するミドルウェア

2/24付けで、「初音ミクを躍らせるツール」ことMikuMikuDance(VPVP)*1が公開された。

VPVP(配布元)
http://www.geocities.jp/higuchuu4/index.htm


3Dミクを躍らせるツールを自作してみた(説明前編)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2420025
3Dミクを躍らせるツールを自作してみた(説明後編)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2420128

  1. モーション作成時・再生時ともリアルタイムレンダリング
  2. WAVファイルと同期しながら作業できる*2
  3. AVIファイルを背景に表示しながら作業できる(他の動画の踊りを再現しやすい)
  4. vsqファイルでリップシンクできる*3

ぶっちゃけていうと、3DCGを高度な知識*4なしに動かすことができるツール、というもの。
動かすためのモデルデータは既に無償公開されているものがたくさんあるので、それらのモデルデータと音源データを借りてきて、このMikuMikuDance(VPVP)を使えば「キャラを踊らせる」「キャラに演技を付けてアニメーションをさせる」などの動作が簡単に*5できるようになるというもの。


ミドルウェアという言い方が正しいかどうかは置くとして、PV開発を容易にし、PV作者を爆発的に増加させる可能性を秘めたツールであるように思う。


初音ミク」というVocaloidは、発声のある楽曲作成をするユーザーを爆発的に増やした点で、楽曲制作について大きな推進力になったが、VPVPはそれに付随するPVの制作について、さらに加速させる大きな推進力になりうるのではないか。


これが無料公開されてるってんだから、飛びつく人&PV作成は加速しそう。
またひとつクリエイターの底上げが進んだという意味で、2DのRipSyncに続き、3DのMikuMikuDance(VPVP)の功績は大きい。

*1:指摘により2/27修正

*2:音声を聞きながら振り付けが出来る

*3:歌詞に合わせてCGモデルキャラをクチパクさせられる

*4:それなりの地道な作業は必要

*5:繰り返すが、それなりに地道な作業は必要