野田大元帥、墜つ!

SF作家で翻訳家の野田昌宏氏、SFものに通じる符号で言うならば、あの「元帥」が亡くなられたとのこと。
先だってのクラークの死に匹敵する衝撃。


遠い遠い昔のことなのだけど、上京してわりとすぐぐらいの頃、まだ今よりさらにペーペーで追い回しみたいな下働きみたいな、要するに下積みの第一歩を踏み出したばかりの頃に、野田元帥とお会いする機会があった。と言っても、確か当時いた会社の用事、荷物取りだったかちょっとした取材だったか、そのような感じの機会であったかと思う。さすがに昔のことすぎて記憶も不確か。まだ口の利き方もアポ取りも満足にできないくらいの、ほんとに駆けだしの頃、そして僕は取材相手のその方が、あの大元帥だとは露も知らなかったという。若いって、無知って……orz


日本のスペオペの開拓者の一人であった元帥が、クラークの後を追うように逝ってしまわれたのは残念でならない。


故人のご冥福をお祈りします。