土産話

東京になくて沼津(というか静岡県東部)でしか見かけないものを、あれこれと買ってきた。主に自宅消費用w


まず、桜棒。これは、おそらく静岡周辺でしか話題に上がらない麩菓子で、直径5センチ×長さ20センチ程度のピンク色の麩の周囲に融かした白砂糖を固め掛けしてある円筒形のもの。一般に静岡以外の地域で麩菓子と言ったら、黒棒(細い麩に黒糖を固め掛けしてあるもの)だと思うのだが、静岡では桜棒というのがある。黒棒もなくはないんだけど、お得感で桜棒に軍配が上がる。静岡の祭に行くと1メートルくらいのが500円くらいで売ってたりするんだけど、あれはちょっと高すぎ。確か僕が子供の頃には、1本で20円とかだった。物価上昇を数に入れたって高すぎ。今回は沼津駅北口を出て東側に新しくできていたショッピングモールの一階にある駄菓子屋で、1袋恐らく30本くらい入って680円(1本あたり約23円)というのを大人買いしてきた。
自分の分だけ買うと姪甥が喧嘩になるので、実家土産用に一袋と自分ち用に一袋。


次に、鶏林のタレ。これは焼き肉のタレで、静岡時代はいつもこれだったのだが、東京に来たらなかったもののひとつ。胡椒風味の独特なピリ辛感と甘さがブレンドされた……エバラとかとはまた違った味なのだが、都内ではほんと見かけないなーと思っていた。沼津市足高(旧称は愛鷹)で作られている地域限定品というか地産地消商品。御殿場でも手に入ったのでヨシとする。ペットボトルサイズもあったのだが、とりあえず半分サイズの瓶入りを買う。これがまた重くて持ち帰るのがえらく大変だった。


コップ型のカップ麺と言えば、東京ではというより全国区では、エースコックとか最近ではスープヌードルとかいろいろあるけれども、恐らくカップヌードルがなんだかんだでその首位にいると思う。が、静岡以西ではこれの強力なライバルとして「金ちゃんヌードル」というのが加わると思う。東京でもごく稀にディスカウントショップに並んでいることがあって、そういうときは一も二もなく買うんだけれども、やはり基本的にはデフォルトで流通している商品ではない。徳島製粉という四国の(たぶん)メーカーによるカップ麺で、静岡、愛知あたりから、九州北部当たりまでの西日本に広く分布し、東日本ではあまり知られていないらしい。
今回はいちばんスタンダードな醤油味の金ちゃんヌードルは見つからず、「復刻版」と書かれた「金ちゃん焼きそば」というのを2個購入。義妹に見せたら「あ、それ不味かったよ」……orz
いいんだ。食うんだ。
金ちゃんヌードルは見かけたら箱買いしたいほど好き。なんというか、あのとてつもなく安っぽい味が最高。安っぽさではカップヌードルなんか金ちゃんヌードルの足もとにも及ばない。
だがそれがいい


持ち帰らなかったけど、弟の捌いたツブ貝、こっそり食べたサザエの壺焼き、沼津の駅前の店で食べた生桜エビ刺身、サザエの刺身、我が心のソウルフードの鶏肉バーベキュー等々、美味しい帰省であった。
でも、今回の帰省でいちばん残念だったことは、やっぱり金ちゃんヌードルを確保できなかったことかなあ(´・ω・`)