おおつごもり

本日の予定。

  1. 自宅と事務所の神様チャージ。それぞれ長崎神社と氷川神社の氏子札をもらってくること。
  2. 御神酒を買ってくること。いいものを。
  3. 餅を買うこと。紅屋のを。
  4. 事務所機材のセットアップ。
  5. ブレザオラをピックアップ。


……手が空いたら仕事すること。空くかなあ。


例年、一夜飾りにならないようにと12/30かギリギリあたりにあわあわ付けてる気がする松飾りも、今年はかなり余裕を持って飾れた。


神様チャージは例年の習慣。いつ頃から始めたか記憶にないけど、お守りも数珠も十字架も持たないしお祓いもしないので、せめて土地神さんに筋通すくらいはしておかないと人後に落ちるんじゃないかなという遠慮から、自分の住居・拠点から一番近いところにある神社の氏子として札をもらう。地域の鎮守を担当する所に挨拶をしておく、というか。怪談屋なので、というわけじゃないけど、「それをやっておくに越したことはない」とされて継承されている手続きは、多少の形骸化があっても一応倣っておく、としている。ダメと言われたことは、意味がわかんなくても一応やっておくというのが、心の安寧に繋がるというもんだw 幸い八百万の国の人なので、神様は何人いようがokwww
氷川さんとは少なくとも12年以上は付き合いがあるが、大晦日にしか行かないとかそういう。長崎さんも似たり寄ったり。そういえば、長崎さんは武州豊島郡長崎村の鎮守で、江戸時代には「十羅刹女社」と呼ばれていた。
祭神は須佐之男命と櫛名田比売命。明冶5年に須佐之男命を合祀して氷川神社、明冶7年になってから長崎神社と改められたという。創建時期は不明らしい。
うちの最寄りの五郎久保稲荷神社の場合、江戸中期の古地図には既に長崎村鎮守として街道筋に存在が印されている。長崎神社も同時代の古地図には存在が記録されており、享保一八年(1733年)奉納の手水鉢には「十羅刹女」と刻まれている、とある。十羅刹女って仏教のほうの経典守護鬼神なんだけど、豊島園(旧豊島氏居城跡)から長崎に掛けては、江戸成立以前の戦国時代の地方豪族だった豊島氏の古戦場跡地でもあるわけで、(もののけ姫の冒頭シーンのような感じの)早い時期から開墾が進み、獅子舞などの土着芸能も(ry
このあたりは大小様々な稲荷社が住宅街のそこかしこに痕跡を残しているのだが、稲荷=五穀豊穣の田の神で、稲荷ではないけど長崎さんがその氏神神社という位置づけになってるところからして、田を拓き守る農村が、相当古い時代からあったんだな、ということはわかる。
昔からこのへんを縄張りにしている神様がいるなら、そちらに筋を通して挨拶くらいはしておくのがよかろうということで、毎年大晦日に氏子札を神様をチャージ済みの新品にしにいっている。
また来年も怪談を書きます。御神酒を弾むのでひとつよしなに! という挨拶回りを年末にしてしまうせいか、大晦日から元旦に掛けての初詣以降神社に行かないというか。手続き的にどうかと思うけど、まあいいか。
そういえば、取材の折に「AZUKIさんはお侍さんを連れてますよね」と言われることがたまにあった。うちの先祖なのか、どこから合流された方なのか不明。楽しく飲めるなら出自問わず歓迎ですが。


さて。
まずは風呂浴びるか!