連日打ち合わせ

K社編集Iさんと久々に飲んだ。
なんで編集者はしんどいことをしたがるのか、という話について。
基本、楽したがりが多いはずなのに、みんなしんどい進行をわざわざ選んだりしてるし、効率化を考えて最上のスケジュールを立てている。
が、そこに想定外のアクシデントが起きたりすると、編集者というのは「嬉しくなってしまう生き物であるのではないか」という説が出た。
なんか凄く納得。激しく同意。禿げ上がるほど同意。
実際、修羅場好きが多いような気がする。
病気自慢、怪我自慢と近いところがあって、酷い目に遭えば遭うほど嬉しい、みたいな。もちろん、その酷い目に遭っている真っ最中は、毒と愚痴しか出てこないのだけど、それを乗り越えるのが楽しかったり、アクシデントに見舞われて翻弄されることに充実感を感じたり、というところに、編集者のおもしろみというのは確かにあるかも。
要するに、マゾが多いのではないか、というwww
マゾが多いというか、苦労性でありつつ苦労好きが多いんじゃないかなという気はする。華やかな編集者wというのももちろんいるのだろうけど、日々気苦労を重ね、倒れ、円形脱毛症になり、近寄ると常に胃が悪い人の匂いを漂わせていたりする編集者も、まあそんなに珍しいわけではない。
文句だけ言って原稿を黙って待ってる、ときどき作家を酒を飲むだけの楽な仕事……であるかのように思われがちだけど、実務屋系編集の多くはいろいろな仕事を掛け持ちしている人が多く、同時進行で進む仕事(そして同時多発的に発生するアクシデントw)のTODOに振り回されている。水面下で必死にバタアシする姿はあんまり見せない*1


モノカキがそうであるように、編集というのもまたどうしようもない生き物w、編集という苦行に取り憑かれることを自ら望んだ、ほんとにどうしようもない生き物なのだなあと、同業編集さんと話すたびにそんなふうに思うのだった。


やっぱ編集はおもしろい。
ですよねー。

*1:もちろんそれを見せるのが好きな編集もいるw