講評締めきりました

超-1/2009の講評を締め切りました。
事前告知して、2カ月の作品募集期間、まるまる1カ月の講評期間。
このサイクルは遺伝記を含めて今回で3回目となりますが、応募も講評もそれなりにじっくりできるようになったのではないかと思います。
4年目ともなるとそれなりに「慣れ」が生まれる一方で、4年やってもなおボロというか、完全とは言い難い不具合も見つかります。
完璧なマニュアルがあっても、完璧に読まれることはなく、未発見の不具合に事前に備えた完璧なマニュアルを未然に完成させることは難しく。いろいろ齟齬は絶えませんが、今年もなんとか乗り切れそうです。


その母胎となった「超」怖い話からしてそうなんですが、「超」怖い話は既に著者・編著者が好き勝手にできるものではなくなっている、と思っています。読者の求めに応じて二度も引き戻された時点で、「そう」なのだろう、と。
また、超-1は一度限りのつもりでおりましたけれども、やはりこれも「もっともっと」という要望に押されて、今年で4度目を数えています。これまた母胎となった「超」怖い話同様、超-1もまた主催者の好き勝手でどうにかできるものではなく、その年の傾向も大会の完成度もそこから生まれた怪談に与えられる評価そのもの、その価値の全てが、参加される方々、「掘り出される発掘者」「その評者」「読者」に委ねられています。


「超」怖い話4が、欠番になっている話はジャンキーさんの間では知られています。また、新「超」怖い話9がQになっている話もそう。
4とか9とか、そういう数字の験を担ぐのは、実話を扱うシリーズならでは。
超-1にとって4年目の今年が、どのような大会であったのかは、これから数字によってつまびらかになっていくものと思います。


あと少しだけ、おつきあいいただければ幸いです。