政権交替

概ね、予想通りの議席配分になった見通し。

終結

自民 :119
公明 :21
民主 :308
共産 :9
社民 :7
みんな:5
国新 :3
その他:8

自民119(24.8%)、民主308(64.4%)で確定の模様。
社民7+国民新党3、公明21なので、そのへんを糾合すると2/3が可能になる。また、参院についてもその連立が可能なら、過半数を確保できるが、微妙に足りない分を補う連立党と、政策協議ができるのかどうかが今後の鍵になる。*1


そして、本blogでも予想していた通り、

公明、自民協調路線を解消 参院選へ独自色 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009083001000601.html

議席を大幅に減らした公明党は、自民との連立協調路線を解消し、政策的に合致点の多い民主と「是々非々の政策協力」をしていく方針に舵を切ったようだ。
ほらね。これも言ってた通りでしょ。心配しなくても自民が下野すれば、公明は自民と連立解消して民主との連立の可能性を模索するって。
現状、民主は参院第一党ではあるけど参院単独過半数ではなく、政策的に開きのある社民・国民新と連立しなければならない。が、ここで政策的に協調できる公明を連立に引き入れられれば、相対的に社民・国民新の重要度が下がる*2


自民の負けた理由を総括するのは、あちこちでやるだろうと思うので、うちは後日ゆっくりと。


問題は今後、特に「民主政権がこれからやろうとしていることが、いつの時点で結実し、その結果(利益)は、いつ頃もたらされるのか? その結実まで、民主に投票した有権者が大人しく待っているリミットはいつまでか?」が注目すべき点になってくるのではないかと思う。


考えられるリミットは幾つかあって、

  • 年内
  • 年明け国会頃
  • 来年3月の決算期頃
  • 来年4〜5月の補正予算の頃
  • 来年6〜7月の参院選直前頃

この4〜5回くらいが、民主政権にとってのマイルストーンになるのではないかと思われる。
これまで、「詳しいことはCMの後で政権を取ってから考える」と繰り返して、「とにかく頑張ります、なんとかします、友愛があれば大丈夫」という抽象的な印象(期待)作りに奔走してきたけれども、いざ政権を取ってしまったからには、即応が期待されるのは当然と言える。
「詳しいことはこれからじっくり考える」「4年後には結果を出す」という悠長な姿勢、4年間も結果が出ないというようなことを許すほど、民主に入れた人々に余裕はないと思う。*3今すぐどうにかしろ、できるだけ早く結果を出せ、というのが有権者のオーダーであるわけで、少なくともまずは年内は「お祭り気分」「祝賀気分」で居られるかもしれないけれども、年明け、そして企業の業績が明らかになってくる3月の期末頃に、実感として感じられる手応えを明示できなければ、大きすぎる期待はさらに大きな落胆、失望感に変わる。


その意味で、まず最初に

  • 「予算のことをあまり考えなくてもいいようなこと」
  • 「反対論を出しにくいようなこと」
  • 「勢いがあるうちに先鞭を付けてしまいたいこと」
  • 「配慮すべき相手がいない、お手盛りでできること」
  • 「センセーショナル*4に見えること」

あたりから手を付けるのではないかと思う。
例えば児ポ法改正は国連との約束なうえに、反対論が出しにくい話題でもあるので、早々に「成果」にするかもしれない。
来年の参院選にすぐに間に合わせようとはさすがに思わないだろうけど、在日外国人の地方参政権、これに伴う「外国人による日本国内での政治運動・選挙運動の解禁*5」などは、民主党の将来的な票田開拓に繋がるわけで*6、画期的であることを協調するためには、やらない理由がない。配慮すべき相手はむしろ進展を望んでいるくらいだし。


民主党の公約にあった「予算組み替えによる費用捻出」の類は、とにかく無限にお金が出てくる打ち出の小槌が必要なものが多かったが、現実論としてすぐに用立てができるわけではないだろうし(既に予算、補正予算に基づいて準備が進行中のものもあるし)、先に麻生内閣が通した補正予算を民主が凍結して、その予算を民主案に使う、という話も出始めている。
補正予算は主に景気対策のもの*7であったはずなので、当面、景気対策*8は凍結されることになる。

09年度補正予算を執行停止へ=概算要求も見直し−民主(時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090830-00000088-jij-pol

その上で、「予算の無駄を精査して、来年度の予算を画期的に組み替える」「民主党の考えた最強政府」などなどを、年内に形作らなければならない。


――まずは政権交替。
その野望が現実になり、政権与党になった民主党
責任を放り出さない、かつ投票した有権者の「幅広い」期待に迅速に応えていただきたい。と、思う。


*1:政策的に折り合えないもの、例えば安全保障政策などは、恐らく全部棚上げになる。年末の防衛大綱見直しも参院選後に延期でしょう。

*2:社民・国民新と公明と連立を入れ替える、というブラフを仕掛けることで、社民・国民新を切らずに服従させることもできる

*3:余裕がないからこそ自民は見限られたわけだし

*4:もしくは画期的、というか

*5:現行法では禁止。また、在日在外を問わず、外国人からの献金は現行法では禁止。故人献金の金の出所はこれではないか、という噂もあるけど

*6:移民推進などとも重なる話

*7:エコポイントとか

*8:消費励行政策