丸いプレッツェル

遅いランチを考えていて、最初はピッツァにしようと思った。
粉あるし。最近こねてないし。冷蔵庫にはブレザオラとプチトマトとアスパラガスがあるし。
で、薄力粉を量った。100g……じゃ、ちょっと足りないな。
計量カップが100gまでしか量れないので、あと50g……と思って粉を入れてたら、大量にこぼしたorzおよそ100g分強orz
幸い零した粉は乾いた綺麗なとこに落ちたので、無事な部分を篩うことにした。分量およそ250g。
ピッツァのドゥには多すぎる。
仕方ないので、湯を温めて、ドライイーストと砂糖を溶かし、粉に混ぜた。
こね始めてから塩入れるのを忘れたことに気付いて、塩二つまみ。
ついでにクミン……シードを炒めるのは面倒だから今日はパウダー。ついでに粗挽き胡椒も入れちゃえ。
なおこねて、伸ばす。
何日か前に見たフーディーズTVで、中国のピンの作り方をやっていたのを思い出す。名前は忘れたが、平たく伸ばした生地の上に油を塗り、それをくるくると巻いて二つに切り、切り口を上にして上から押し潰す。
これによって、油を塗った層はパイのように「空気が入った所」になって生地を離れさせる(本来はポケットができる)ので、生地にむら無く火が通るらしい。
ので、さっそくそれを応用。オイルミストでオリーブオイルを噴いて伸ばす。
くるくる巻いて、潰して、また少し平たく整形して、保温にした炊飯器に二枚入れて、20分ほど一次発酵。


待ってる間に空腹が絶頂になって、うっかりカップ焼きそばを食べる<いろいろ台無し


寒いのとカップ焼きそばでは物足りないのとで、二次発酵を無性に飛ばしたくなり、鍋に湯を沸かして重曹を溶かし、茹でる。
ゆであがったら湯を切って、クッキングシートを敷いたグリルパンに二枚とも並べ、表面が湿っているうちに岩塩を振る。
これを中火でまず焼き、薄く焼き色が付いたら弱火にして反対側も焼く。
焼いている最中に、生地をこねる段階でバター/マーガリン入れるのを忘れていたことに気付く。しかも、薄力粉しか使ってないじゃん。強力粉入れてないじゃん。
なんか久々過ぎていろいろ忘れているorz
両面焼き色が付いてきたら、火を止めて予熱で蒸し焼き。
表面が黄金色よりやや濃いカラメル色になったら焼き上がり。
きっと美味しくないだろな、とガッカリしながら包丁を入れてみたら、案外いい感じの層状になっていて、火の通りはばっちり。
熱々を食べると、なんだか美味しい。


色々忘れていたけど、粉モノは案外失敗しないということを思い出した。
ピッツァが途中から中華技法を経由してプレッツェルになってたことは、御愛敬。


なんで、腹が減ってたまらんときに、こんなことしちゃうかな。自分。