電波芸人的総理

過忙状態につき駆け足で。


揶揄ではなくて。
マジで。

時事ドットコム新党日本・田中氏と会談=鳩山氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009090300630

国連で、「日本はサンダーバード*1を作ります」と演説するつもりらしい。日本の技術で2号とか作るつもりだろうか。それともエリーカに乗って、ピンクのスーツで演説するつもりだろうか。
電波芸人みたいなことはしないでほしいなあ。仮にも総理になるつもりなら。

インタビュー:現在は急激な円高ではない=藤井・民主最高顧問 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11331920090903

民主党大勝を報じた翌日から、それまで安定していた為替は急に円高に進み、また10500円前後まで戻っていた日経株価は10200円台まで急落。

日経平均株価のリアルタイムチャート
http://sisannka.com/chart.html

これは、日本に貿易黒字をもたらす輸出系企業*2の収益が悪化するということであり、輸出系企業が国内に利益をもたらさなくなるということは、雇用の縮退、景気悪化、それに備えた節制と貯蓄の進行=消費の冷え込みが増すことになるわけで、現状での円高・株安にいいことは何もないのだけど、「今までだって上がってきた、急激じゃない、円は高いくらいがいい」と、入閣可能性の高いネクス財務相は言っている。
一層の失業率押し上げをしたいらしい。

J-CASTニュース : 高速料金「すべてタダ」にはならない 「東名」「中央」「関越」も有料?
http://www.j-cast.com/2009/09/03048833.html

民主党マニフェストにあった高速料金無料化は、元々首都高や阪神高速は例外とうっすら告知されてはいたが、それ以外も通行量が多い=収益性の高い道路は無料化しないらしい。選挙中は言いにくいから黙ってたらしい(馬淵議員の弁)。
「財源的に実現不可能ではないか」という自民党の指摘は、「自民党の悪あがき、ネガティブ・キャンペーン」とされてきたが、選挙が終わってみたら自民の指摘通りでした、ということらしい。
結局、無料化される区間とそうでない区間が混在することになって、帰って料金体系は煩雑化することになるんではないかという気がする。
東名高速なんか、混んでるところと空いてるところの差が、区間じゃなく曜日だったり時間帯だったりするし、季節によっても違う。そういうのを、どうやって分けるんだろう。
ETCはやっぱり買ったほうがいいのかもしれない。結局ETCの廃止にはなりそうにないし*3

鳩山グループが会合を急遽中止 「突出」批判を警戒(産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090903-00000594-san-pol

鳩山グループは首相側近気取り」「猟官活動かYO!」という不満が小沢グループから出たとかなんとか。
自民党が4年前に2/3を取った後、猟官活動とか新たに増えた新人議員の議席を背景にした「派閥争い」が表面化してきたのは安倍政権移行後じゃなかったかなという気がするんだけど、さすが民主党。4年前の自民党をトレースするにしてもスピード感が違う。もうかよorz


最後に、民主党に投票した有権者にとって明るいニュース。

FNNニュース: 民主・小沢代表代行、幹事長就任を受諾 党内からは警戒や懸念の声も
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00162275.html

鳩山代表と意見衝突し、小沢代表代行とも仲が良くない岡田幹事長を、いきなり更迭して小沢幹事長就任。来年の参院選対策、だろうなやっぱ。
岡田前幹事長はこの人事を聞かされてなかったらしい。岡田さんて、4年前の大敗のときもそうだったけど、ほんとに面当てばっかりで気の毒だ。同情しないけど。

民主党子ども手当臨時国会で成立方針 参院選前に支給 扶養控除カットと切り離し - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090903/biz0909030146000-n1.htm

民主党マニフェストの目玉のひとつ「子供手当て」は、子供一人当たり月額2万4000円を世帯に対して給付するというものだが、年額にするとザッと一人28万8000円になる。掛ける人数分の所得収入が増えることになるわけだが、これと引き替えに扶養控除・配偶者控除は廃止される。給料から天引きになっているサラリーマンはあんまりピンと来ないかもしれないが、一度給与明細と首っ引きで計算してみたほうがいいかも。*4


この子供手当ては、秋の臨時国会で成立させて、来年6月に3ヵ月分をまとめて給付するらしい。一人当たり7万2000円。
来年の夏には参院選があるわけだが、これは麻生内閣の給付金の比ではないバラマキ……になる。
しかも、一律給付ではない。
15歳までの子供がいる世帯のみ。DINKSや独身世帯はもちろん、子育てを終えた老齢世帯にも関係がない。
この子育て手当ては、むしろ貰えない人々の不公平感を募る可能性が高いかも。


扶養控除・配偶者控除*5の廃止は、秋の臨時国会では取り扱わず、参院選が終わってから手を付ける、という目くらまし。これはこれで選挙対策としては正しいんだろうけど、果たしてこの情報はどこまで行き渡るんだろか?
政権交替御祝儀のあるうちにやっちゃえ、ということなのだろうけど、来年もこれは続くんだろか?



しかし、首班指名も組閣もしない、選挙からまだ一週間も経ってないうちから、なんだかいろいろ出てきた。
でもこれも、あなた*6自身が望んだ未来なのよシンジ君。

*1:国際救助隊

*2:自動車や機械工業製品の輸出が、日本の主な外貨獲得産業。獲得した外貨は、日本円になって日本をぐるぐる回る。

*3:首都高はあったほうが便利だし

*4:試しに何パターンか試算してみたけど、大多数の子供がいない家庭は増税になる。全体で見ると、増税世帯のほうが圧倒的に多い。

*5:配偶者控除の廃止理由は、「専業主婦が優遇されすぎだから(岡田前幹事長)当然」とのこと。主婦の労働は金銭換算すると云々、とかいう抗議がどっかから出てた気がするんだけどw

*6:多数派