秋の服需要
もう、自分くらいの歳になると、何が似合うとか似合わないとか、そういうのがわかるようになってくるというか……。
そんなわけで、古着で着ているシャツがすり切れてきたので、新しいのをちょいと衝動買い。
今回はプルオーバーのシャツ&コンバットセーター。いずれもスウェーデン軍。
コンバットセーター*1は、去年うっかり洗濯されて子供サイズになってしまったので、リベンジで。
どちらも1着1500円に届かないという大変リーズナブルな買い物だと思う。しかも、軍モノはどちらかといえば頑丈で、着倒せるというか。洗濯されて縮むとかは例外中の例外w
特に1950〜1980年代くらいまでのビンテージのコットン生地/キャンバス地のものは全般に好き。*2
軍モノ衣料や小物というのは、1980〜1990年以降になると、ゴアテックスなんかはいいとしても、ポリエステルやナイロンのものが急激に増えていく。コットン、キャンバス、ウール100%なんてのは復刻品でもなきゃお目に掛かれなくなるのだが、これまた味があって頑丈なわけで……。同じ頑丈でもつやつやのナイロンに、この味は出ない。ウール100%とかキャンバスとか実際に着ると重いけど! コットンにゴム引きとかいう、現代ではまず考えられないような防水加工のものとかあるけど!
秋物となるとそろそろアウターが恋しい季節。
そのへんはスイス軍のマウンテンジャケットとか、ベルギー軍のハーフコートジャケットとか、選択肢がいろいろあるはある。
もうちょっと寒くなったら、デンマーク軍のウールコートとフランス軍のウールマントがあるしね!*3
つらつらと秋物の軽く羽織れるアウターを眺めていたら、やや薄手のキャンバス地と思しきレインケープを発見。
オランダ軍ですね!
レインケープというのは、レインコートともちょっと違って、要するに野戦服の上から羽織るポンチョのこと。現代ではほとんどがポリエステル不織布か、PVCか、ナイロンで作ってんじゃないかな。が、これはコットンかキャンバス地っぽい。1980年代かそれ以前のものだろうと思われる。留め具もボタンのみだし。*4
となれば、レインケープとはいえ撥水加工みたいな防水性は期待できないなあ。もしかして裏面ゴム引きとかだったりするんだろうか。*5
でもシルエットがよさげだったのと、ハーフコートよりは軽く着られそうだったので、衝動的にポチった。
とはいえ、これだって3000円くらい。
服3着で6000円、しかも古着、というのが高いのか安いのかと言われると、多分意見は分かれるところだろうけど、いいの。これで。
古着好きのリブロ店長情報では、江古田北口に「シャツが200円から売ってる古着屋がある!」ということなので、今度冷やかしに行ってみようと思う。
*1:ジッパーが付いていて大変便利
*2:今回買い直したコンバットセーターは確かポリエステルとレーヨンの混毛だけどw
*3:歩くヨーロッパ各国軍w
*4:ポーチやバッグなどもそうだけど、1990年前後以降に正式になったものは、ベルクロ、スナップやABS樹脂の留め具が多い。面倒だし安っぽくてもボタンがいいし、ABSの留め具よりもキャンバス+鉄の金具の留め具のほうが味があると思う。
*5:人民解放軍やスイス軍の装備がそうで、スイス軍は防水用に革張りのものもある。(スイス軍はその後PVCになったっぽい)人民解放軍のは、何しろ量産される量が凄いので、今もビンテージっぽい放出品が多く、またほんのちょっと前まで近代化されていなかったので、ほんとにチャチ臭いwというか、ある意味僕好みの布地のものが多い。が、デザインが好みではないのだった。中国軍の背嚢の幾つかは内側がゴム張り防水になっていて、これは今も使われてるのかどうか不明。便利だけど。