一カ月経った

先月末、生検の結果が出て余命宣告をされてから、今日で一カ月。
麟太郎はまだ生きている。
元気はある。
流動食はちゃんと食べてる。この一カ月間で吐き戻したのは2回だけ。*1
体重は大分増えて3.5kg近くまで戻した。病院にいたころは3kg越えるか越えないかだったから、ちゃんと食えてる。
貰った制吐剤と抗生剤とステロイド剤、それにアガリクスとサメ軟骨パウダーも欠かさず飲んでる。サメ軟骨パウダーは最初に買った一袋の終わりが見えてきつつあるので、追加注文した。流動食も最初に買った1ケース24缶は食べきったので、2ケース目を注文してこれももう半分くらい食わせた。
ジッとしている時間、寝ている時間が圧倒的に増えたけど、「膝に載せろ」「撫でれ」「トイレを片付けろ」などのシグナルとして自動給餌機の餌トレイをガンガン叩くという技も復活した。人間が飯食ってる最中とか、むしろうるさいくらい。
ときどきグルグル言う。痰が絡んだような咳をすることがある。
逆に、気配も感じさせないほど静かに眠っているときもある。麟太郎はほとんど鳴かない猫なので、以前はこれが普通だったのに、気配がしないと逆に不安で、わざわざ撫でて起こして叱られたりもしている。寝てるとこ、すまん麟太郎。
若干中耳炎気味だったことと関係があるのか、耳の中がやたら汚い。捕まえて擦ったら湿ったタールみたいなのがorz まあ、これはふん捕まえて拭えばよい。
元気はある。
自力で僕の膝に乗るし、居間に降りて流動食の支度を始めると、別の階に連れに行かなくても自分でやってきて待ち構えている*2ようになったし、定位置に向かう為に障害物を乗り越えるときも机の縁を踏み外したりしなくなったし。
余命一カ月とか、たぶん嘘か誤診だ。
それが証拠に、まだ生きてる。
麟太郎は来年の正月もきっと僕らと一緒に迎えるに違いない。


麟太郎は元気です。
元気なんだったら。

*1:与える量が多すぎた

*2:時に催促をする