きゅーましん≒ぬーましん

まだそこまではいってないけど、トラブル含みの環境移行で「自分にとって何が最適で、何が最優先か」がありありとわかる。


最適について。
PC9801時代*1からの癖で、「とにかく単機能、単目的のフリーウェアを組み合わせる」というのがあって、統合アプリのやっつけ的なオマケ機能よりも、それに特化した単機能アプリを自分で組み合わせるほうが、いろいろかゆいところに手が届く。クリップボード保存アプリ「CLCL」とか、高速GREPソフト「Speeeeed!」とか。
また、長年使っていて今更他のものなど考えられませんな的なアプリとしては、「WZ Editor(1.0)*2」とか、「RoopFTP*3」とか、「ListPad*4」とか、「WeMail32*5」とか……アプリとしての寿命がとうに過ぎたものについても、不具合が出ないならという理由でまだ使う気満々。
おそらく、次にOS(PC)が劇的に進化して、「コンシューマーOS、128/256bit時代」がきたらさすがにあきらめざるを得ないんだろうけどw、やはり手に馴染んだ道具は手放しがたいというか。
CS/Historyチャンネルとかで「Craftsman's Tool〜職人の道具」という良番組をやっていて、様々な分野の手仕事職人さんたちが父祖から受け継いだ先祖伝来の「もうどこにも作ってくれる人がいない、アナログな古くさい道具」を大切に使っている、というようなのを見かけるが、それはパソコンの内部で動くソフトウェア、アプリケーションにも当てはまることなのだと思う。
もうね、毎日それが身体に馴染んじゃってると、「使いこなせばたぶんもっと便利な道具」よりも、「不便な道具を最高に使い込む」のほうに軍配が上がっちゃうというか……。


ちなみに、昨今では「連文節変換」が当たり前のIME*6についても、ワープロ時代&PC9801時代に染みついた単文節変換で押し通して二十ウン年。だって、そのほうが早いし……と言い出すあたり、メールが便利とわかっていても電話で押し通すお年寄りと、本質的には全然変わらないw


最優先について言えば、新環境に移行して最初にやることは、

  • 何はともあれ「Kick in」(ランチャーソフト)
  • 次に慌てて「nPOPq」(サーバ直接のぞき込み型メールソフト)
  • そしてとにかく「Sleipnir」(ブラウザ。しかしブックマークは後回し)
  • 可及的速やかに「ATOK旧辞書引き継ぎ」(IME。今回は辞書統合で手こずり)

ここまできてようやく、そのほかの諸々の引き継ぎに移る、というか。
やはり文字入力+鍛え込んだ辞書だけは手放せない。
例えて言うならモノカキにとって辞書というのは、鰻屋さんにとっての秘伝のタレ、江戸前鮨屋さんにとっての穴子のタレ、焼き鳥屋さんにとっての(ry というようなもので、もし火事が起きたら真っ先に抱えて逃げるくらいの勢いのものであるわけで……。
PC環境で、他の全てを失っても、これだけは必ずバックアップを残さねばならぬ、これさえあれば再起できる、と思えるのはやはり辞書ファイル。ですよ。

自前環境、家庭内だけでなく、ネットワーク上にも予備を置いておくべきかなあ、と今回つくづく思ったし。


さて、Web CreatorInDesignPhotoshop入れるか……。

*1:もっといえばMSX時代

*2:当初16bit版だったのが、95年のWindows95発売に合わせて32bit化された、最初のバージョン。来年で15年目突入。

*3:すでに開発終了。

*4:すでに開発終了。

*5:すでに開発終(ry

*6:FEP w