月命日

今朝で、麟太郎が身罷ってからちょうど一カ月になった。本日、月命日。


お骨になってからの麟太郎の居所は、リビングの出入り口あたり。通りがかり際に、「いよう、麟太郎おはよう」などと口を衝いて出る生活にも慣れた。
麟太郎の痕跡を少しずつ消していく掃除、片付けは、進んでいるようないないような。
うちに初めて連れてこられたときに、以前の里親ボランティアさんが「この子が気に入っている毛布なのよ」と持たせてくれた毛布布のきれっぱしが、キャットタワーの底のほうから出てきた。シェルター指定するために置いたのだが、シェルターはもっぱらテレビの裏になり、そのうちにシェルター不要の猫になった。シェルターのつもりで設けた「隠れ家」は他にあと数カ所あるのだけど、こちらの片付けも段々に。
猫毛清掃の最終兵器たる掃除機がぶっ壊れてしまったので、隙間に入り込んだ猫毛の清掃は捗らず。


「新しい猫を飼っては?」という助言を猫多頭飼いの方々から複数頂戴した。たぶん、うちでは次があってもやっぱり一頭飼いだろうな、とは思う。なんとなく。
猫の里親捜しサイトなどをつらつらとチェックする機会が増えた。
もうしばらくすると春猫の季節でもある。うちの近所はマンション建築を控えた「空き地」やら、砂利敷きの露天駐車場やら、古い建築法で建てられた長屋作りの家々の合間の、猫以外に行き交えないようなにゃんこの通り道も多く、当然野良猫も多い。バス道近いのに。
そういう隙間をなんとなく覗いては、捨て猫や母親とはぐれた子猫がいやしないかと目で追ってしまう。




落ちてねえかなあ。猫。