手術の後

そんなわけで、万夜は昨日不妊手術を受けた。
泊まり入院はなく、午前10時頃に預けて夕方午後6時頃には迎えに行った。
病院に行くとき万夜はいつも大騒ぎで、呼吸と同じ回数鳴き続ける。
いざ病院に着いても「出せ、帰る!」と騒ぎまくり。
興奮しまくってしまうので、検温で出る体温はいつも高め。
来る間、待っている間に体力を使い果たすシーザー*1と同じタイプなのだが、診察台に乗っても診察が始まってもそのテンションは落ちない。襲い掛かりはしないものの、抵抗に遠慮がない。
「安静にさせてください」が通用しない猫である。


手術とコース内容の簡単な説明を受ける。
今回の手術は卵巣と子宮を全摘出するというもの。
それと血液検査、マイクロチップ埋設もお願いした。
最近のマイクロチップは、太めの注射針みたいなものから背中の皮の隙間に押し込むらしい。迷子札的ID番号が付いた。これで万一逃亡しても安心。跳ねられさえしなければ。
よろしくお願いします、と万夜を入院させて、それから帰ってまた仕事。


夕方6時、万夜を迎えに行くと、顔の辺りがなんとなく赤いというかピンクというか痣っぽい。
開口一番にドクターが「手術後、麻酔が切れた後にケージから出ようとして、ケージの隙間に顔を突っ込み続けていたみたいなんです」と。
確かに病院への往復に使うキャリーバッグの中に入れてもネット部分に顔を押しつけまくって出ようとしているのだが、同じことを病室用のハードケージでもやらかしたらしい。そりゃ痣になるわ。というか痣になるほど強く押しつけ続けるってどうなのorz
ドクターも申し訳なさそうだったが、むしろ我々が申し訳ない気持ちでいっぱいです。すみません、バカでorz
手術後、痛みもあるだろうし麻酔も効いていただろうし、もっとおとなしく痛々しい様子を想像してハラハラしていたのだが、手術前と変わらずというか、さらにテンションの高い状態で万夜は退院してきたのだった。


連れて帰る道すがら、キャリーバッグの中で粗相(小)。
なぜ病院でしてくr(ry
慣れたキャリーバッグと飼い主の匂いを嗅いだせいか。
キャリーバッグの中敷きにしている吸水性トイレ用シートが幸いして、水分のほとんどは吸い取られたものの、一部外に浸みだしていたので、バッグごと洗浄。万夜自身はほとんど濡れませんでした。


万夜の現状は、包帯というか拘束具というかw、筒状の術衣のようなものを付けている。エリザベスカラーは付けなくていいらしい。
この術衣のお陰で頭がでかく見えるというか身体が案外細いというか……万夜を拾った南風さんちの兄猫も同じ血の猫らしいのだが、そちらについて「長毛種の血が少し入っているのでは」という話があるらしく、見た目、性格ともにまったく同じwな妹猫である万夜も、なんか妙に尻尾が太いなとか、頭がでかいなとか思っていたのだが、これは半長毛の血がなせる技なのか、と。
術衣についてはドクターは「だいたい五日ぐらいはできれば付けさせておいてください」と言ってたけど、まあ、万夜の暴れん坊振りでは五日保たないんじゃないかと言うことを暗に(ry


手術から一日経ってみて、テンションの高さは手術前とあまり変わらず。食欲も普通。キャリーバッグでやらかした後、排尿一回*2、排便はまだなし。


薬は抗生物質が1日1回で二日分。
粉と錠剤と選べるという話だったが、万夜の大雑把さのおかげで錠剤はばっちりいけるので「錠剤で!」と即答。
これで抜糸は十日後くらい。一応、7/16あたり。
抜糸が済んだら、具合が悪くならない限りは来年のワクチンまで病院とはおさらば。




万夜、長生きしろよ。

*1:動物のお医者さんに出てくるやたらハイテンションな犬ぞりハスキー犬

*2:たぶん。リッター・キッターの穴に命中させていた場合、プレートの猫砂に排尿痕が残らないので回数不明