水族館に関する誤解と整理

んー、長いこと誤解していたので訂正して整理する。


「ビックリ水族館」が水族館レーベルの一枚目だと思っていたのだが、ビックリ水族館は3枚の水族館レーベルの3枚目、最終盤だったっぽい。
「陽気な若き水族館員たち」「陽気な若き博物館員たち」、この2枚が手元に集まり、ようやく全貌が分かった。

オリジナルリリースの順ではこう。

  1. 陽気な若き水族館員たち(1983)
  2. 陽気な若き博物館員たち(1984
  3. ビックリ水族館(1985)

僕が「ビックリ水族館(CD)」を手に入れたのが、1990年。
今回入手した「陽気な若き博物館員たち(CD)」のリリース年はビックリ水族館と同じく1990年。
たぶん、「陽気な若き水族館員たち(CD)」も、後発の2枚と同時に1990年に一度復活再発されたんじゃないかと思われる。
僕の手元に届いた「陽気な若き水族館員たち(CD)」は、紙ジャケット版。これは当初、LPで発売されたバージョンを模したものだろう。そしてこの紙ジャケット版CDは2005年のリリース。後になってから出し直した、ってことだろか。
リーフレットにある収録曲の作詞者名に「太田螢一」の名前。
うあー、この名前を見るの何年、いや十何年ぶりだろうか。
なつかしー。


水族館レーベル史みたいなものも含まれており、そこに「新人発掘」 「レコードが売れにくい時代だが、残したいものはある」みたいな鈴木慶一の心意気が見て取れる。
ジャンルや規模やその価値みたいなものは全く異なるのかもしれないけど、今自分が関わらせていただいている超-1や竹の子書房の趣旨にも通じるものを感じる。
三つ子の魂百までというかなんというか。


無事3枚揃った名盤は、さっそくiTunesに抽出。
吸い出した後のCDは20年以上前に手に入れた「ビックリ水族館」と合わせて大切にしまっとく。






……あ。
聴く=読むものは、データ化。
その入れ物=物理媒体は、記念品として手放さずに保存。
この両立が、電子書籍の進む道として期待されるような気がしてきた。