コミケ

本日、コミケ三日目。
というか、コミケに参加するのは実に十数年ぶり。一応、晴海、幕張、TRC、有明に移ってからも何度かサークル参加も経験している。初参加は確か高校生のとき。なので、割と長いといえば長いけど、雑誌の読者頁の仕事から離れてからはサークル参加どころか一般参加からも遠ざかっていた。
ここへきて、竹の子書房の図書目録の出品、それと電子書籍系サークルの実態にちょっと触れてみたいとかいう名目もあり、何より「ぎりぎりまで売り子が決まらない」といういつものノープランな竹の子書房の事情もあって十数年ぶりにサークル参加することに。
サークルチケットって、昔は争奪戦をするくらい奪い合いと威光・畏敬の対象だった気がするんだけど、今はそうでもないらしい(^^;)

久しぶりに行く有明はあんまり変わってない。
参加者の世代交代は進んでいるのだろうと思う反面、10年以上前から見かけるような人が未だに参加してたり、スタッフにも知った顔がいるような気がしたり、10年以上前から付き合いがある友人達が、やっぱり未だに参加していたり。
いろいろ懐かしい。
沖田艦長が地球見て涙を流す気分と重なる世代w

買い物はほとんどしなかったので、今回の獲物は竹の子社員の中野冬蜂さんが見つけたのを僕も買った「神折符」と、そこに行き着く途中で本に呼ばれて衝動買いした「ナチス音楽歌詞集」の二冊だけ。どちらも資料本の類なのだが、こういうマニアックな、一般の出版社では部数が確保できなかったり、大人の事情で扱えないようなものが手に入るのもコミケの醍醐味と言えよう。
ナチスドイツ絡みの資料は、アメリカでは反社会的、ヨーロッパでは違法になるため、一般人がそれに触れることはなかなか叶わず、また資料も批判的に廃棄されていく可能性が高い。
それをせっせと原文から日本語訳した日本の同人誌にだけ記録が残り、ナチスドイツ資料研究のほとんどが日本語に――なんてことも将来起こり得るのかもしれない。

買い物メインで動いたら多分ブースに戻ってこなくなる自信があったので、買い物はそこまででw


夜、打ち上げ、そして越年忘年会的な何か。
電車がなくなった人にシェルターを提供しつつ、五郎久保稲荷にて初詣。
さぼり記ではたびたび話題に出るが、五郎久保稲荷は日常的に油揚が供えられていたり、老若男女問わず願掛け参拝する人が節目以外の平日にも絶えず、若いお母さんに連れられた小学校に上がる前の幼児が、大事なポッキーとジュースを供えたりしているのとしばしば見かける。
良い意味で「信仰が生きている神社」である。その分社稲荷が商店街のほうにもあるのだが、そちらも通りすがりの女子高生が、連れの友人に「あ、ちょっと待っててね」と声をかけて気軽にお参りしたりするカジュアルwかつ実生活に馴染んだ稲荷である。東京の割と都心のほうで、しかも広い世代にちゃんと活用されてる神社が、生きていないはずがない。
有象無象を数十万人捌く大手の神社より、地域に根ざして信仰が生きてる神社のほうが御利益が篤い気がする。宮司が常駐してないのでおみくじも何もない(だからおみくじは引かない)のだが、去年もちゃんと御利益あったので、今年もこれでよしとする。

良い年になりますように。





ところで、この越年忘年会で万夜室長に襲われた人が続出していた。夕方、飯を出し損ねたので臍を曲げていたのではないかと思うのだが、別の原因が発覚。
マタタビのお香の包みをかじり倒したものが発見されました。
これか。これを襲ったのか。これでハイか。





……もうおまえにはマタタビやらんw
危険すぎるwww