パズルな晩ご飯

食欲はないけど、食べないとね。
ということで、本日(3/1深夜)の晩ご飯はコンソメ仕立ての団子汁。
所謂団子汁の汁を、味噌ではなくてコンソメに置き換えたもの。
具は、冷蔵庫にあるもの〜ということで、ニンニクの芽、あぶらげ、人参、ジャガイモ、舞茸など。
まず野菜を切る。ニンニクの芽は薄皮を剥いて極薄い袈裟切りに。舞茸は適当に毟り、あぶらげは短冊に。
人参は、こんな感じに。
イージーキューブと同じのが7個。
切り分けた人参は、せっかくなので俎板の上で組んでみる。
わーい、できたー。
残りは細かく刻んで鍋へ。
煮くずれてピースの形が崩れると悔しいので、オーブントースターで8分ほど焼いてみたら、縮んでしおしおになってしまった。*1
次にジャガイモの皮を剥いて、こんな感じに。
3単位のピース×9個
切り分けたジャガイモも、せっかくなので俎板の上で組んでみる。
わーい、できたー。
残りは適当に鍋へ。
で、鍋に固形スープの素を入れて水張って煮てる間に、ジャガイモもオーブントースターで8分ほど焼くと、適度に焼き目が付いた。これは表面がこんがりサクサク内側がホクホクで、塩振ってケチャップ付けてそのまま食べても美味しい。
せっかくなので組んでみた。
これはこれで一品モノとしていけそう
ジャガイモは人参と違って焼き縮みがないので、焼いた後でも組みやすかった。*2
そうこうするうちに鍋が煮えてきたので、薄力粉を若干柔らかめの団子(またはすいとん一歩手前)にして、スープの上にてらーっと流す。
団子が煮えるまでの間、またまたジャガイモを組み替えて遊ぶ。
団子が煮えたら、スープ皿(今回はグラタン皿)にスープを移し、コクを足すためにバターをちょっと入れ、チリパウダー+クミンパウダーで風味付けして、焼いた人参と直前まで遊んでたジャガイモをトッピングしてできあがり。
晩ご飯完成

味は普通。



今回判明した重要な課題は、ピースの大きさ(または太さ)や角度をきっちり揃えなければいけないってこと。
ペティナイフ一本でなんとかするというのは、相当大変だった。刃の薄い包丁を考えるか、やっぱりクッキーの抜き型みたいな「同じサイズのものがポンポン作れる」ような用具を作ることを考えないと、短時間でのピース量産は難しい気がする。
野菜はまごまごしてると色変わっちゃうし、自分一食分の試作品だけならまだしも、客にある程度の人数分同時に出そうと思ったら、包丁だけでは下ごしらえが大変すぎ。*3


また、人参は最初にピースの元になるものを切り出す方向を間違っていた気がする。
輪切りに切ってそこからピースを削りだしていくと、無駄パーツが大量に出てしまう。
厚めの輪切りにしたものを、縦方向に(つまり切り口が四角くなるように)切り出してから削り始めれば、もうちょっと無駄なく切り出せたんじゃないのかな、と。
次は気をつけよう。


しかし、縦に切ろうが横に切ろうが、フードスライサーでもない限り厚さ7mm以上を正確に同じ厚さに切るのは相当難しい、という問題は全然解決してない。<僕がヘボなんです
厚みのあるスライスができる手動のスライサーは、10000〜15000円以上もするorz
http://item.rakuten.co.jp/kitchen-asahi/0330-0701/
薄切りにするだけの奴は100均でも売ってるのにぃぃぃぃ。
これは素直に練習しろってことですかそうですか。


探したら、トマトスライサー(ドイツ製)で、こんなのを発見。2000円。
http://item.rakuten.co.jp/kitchen-asahi/0280-0601/
原理的にはトマト以外もいけるんだろうなあ。厚みは6mmかその倍数に固定になるけど。


抜き型は全種類w作らなくても、5単位のものを一個作れば7片×27単位のピースの全形状を作れる。
例えば、厚み1cmのピースにするなら、一辺2cm、外周は5倍の10cm。
適当な抜き型をどうにかしていけば、それらしくならんかな。

でも、クッキーの抜き型って「普通は作りにくい形」に固定されたものが多いんだよなー。当たり前だけど(^^;)
直線をクッキリ出すならケーキ型とかセルクルを使う手もあるけど、セルクルって小さいのはほとんどないしなあorz


やはり自分でステンレス曲げて作らないとダメかorz

*1:人参は焼くと美味しくなるけど形が保てない、という教訓を得た

*2:これにサツマイモとカボチャを加えた3種が縮まない系(しかも加工前の食材の硬さが近く、加熱後の食感が似ていて、味の相性もいい)。

*3:野望はもてなしの一品に加えることなので。

カレーピラフ+2

今夜の晩ご飯、味の濃いものが食べたくなる。
オムライスにしようかと思ったけどまだ外出は控え中なので、またまた家にあるものでカレーピラフを作る。
人参、ジャガイモ(の破片)、にんにくと、ここまではほとんど昨日と同じ食材を、今日は真面目に小さく刻む。玉葱も微塵切り。本日はピラフなので舞茸じゃなくてマッシュルームを極薄くスライス。

付け合わせは、サラダと焼きポテトがいいな。
昨日、ピースを皿に盛る前に一個つまみ食いしたらうまかったし。
というわけで、ジャガイモをオーブントースターで焼く。

バターを溶かしたフライパンに、にんにく、玉葱を入れて焦がさないように炒め、香りを出す。
玉葱が透明になってきたら、人参、ジャガイモ、も投入。
塩胡椒、クミン、ガラムマサラ、シーズニングソルト(前に米国土産で貰ったまま忘れてたのを調味料棚から発掘)、それとカレー粉を投入。濃いめに味付けして、そこにご飯投入。
全般に満遍なく炒め、味見してみて塩胡椒で味を調えてからカレーピラフを皿に取る。
そこに、溶き卵で薄焼き卵を作り、カレーピラフの上にのっける。
オーブンから取り出したポテトを組んで薄焼き卵の上に載せて、サラダは面倒になってきたのでセロリを添えてマヨネーズ振っておしまい(^^;)。

さて、完成品です。
たいへんうまそうです。
トッピングのポテトはこんな感じ。
左はサラダスティック組木の応用、右は習作
えーと、左はメカニカルパズル130にあるサラダスティック組木の応用で、ジャガイモで作ったピースを焼いてから組み立てたもの。縮まなかったけど少し焼き過ぎちゃって、ふにゃってしまった。次からは組んでから焼くか。
右は大阪城大手門にだけあるという特殊なジャガイモです。
焼く前はこれ。
内部構造はX線でなければわからないw
片側は上が膨らんだ逆扇形の突起、隣り合ったもう片側は緩やかな山型になっていて、それぞれ対面が同じ形になっているというもの。
前から一遍作ってみたかったので、とりあえず習作ということで作ってみた。
生のジャガイモは硬さと削りやすさの双方を兼ね備えていて、こういう習作にはベストの材料。ただ、小振りのジャガイモを使うと大きさの制限が出てくるため、作業が細かくなりすぎてやっぱりペティ一本では大変だった。実は最初の完成型はこの二倍の厚みがあったのだが、そんなに分厚いと今度は中に火が通るほど焼いたときに、外側がぼろぼろになってしまうため、完成させてから上下をそぎ落として薄くした。
次からは台所専用の彫刻刀導入を真剣に考えたい(^^;)

生の状態で組んでみると、ほんとに引いても押してもびくともしない。なるほど、よくできてんなあ、と改めて昔の大工の工夫とワザに感心する。



ああっ。
食べようと思って塩抜きすませといたカズノコを食うの忘れてたorz