原稿、揃う

0:13
残りの原稿がすべて届く。
前書きはまだ。
 
神の手を借りた戦いが始まる。
 
2:26
原稿の素読み1回目終了。
構成(配列決め)終了。
 
待ちが長すぎたため、睡魔が……。
集中力落ちてきた。 orz
ここまでの作業をすべてバックアップしてから、ちょっと仮眠。
復帰後、表記統一と全体推敲。
 
2:50
前書き着。
これで原稿は全部揃う。
 
あとはひたすら表記統一。
二人がかりで書く本なので、原稿UP後の作業の大部分は表記統一と文章整理などの推敲に費やされる。こればかりは分担ではできないため、孤独な作業になる。
 
13:50
編著者より進行確認の電話。
ゲラのスケジュールの確認など。
当初、18:00にはゲラ(今回は初校ルビ入り著者校一発ドラドラ)を出す予定でいるが、20:00〜23:00の幅でずれ込みそう、と伝達。
 
「著者校でも大きな変更はできませんよ」
「じゃあ、話を全部差し替えるとかそういうのは」
「無理! 無理無理無理! 絶対無理!」
「削るとかでページが詰まっちゃう場合は」
「あ、それはなんとかしますから大丈夫です。とにかく差し替えと増やすのは控えて下さい」
 
16:30
大まかな推敲(主に句読点の修正と重複表現のチェック、シェイプ)は一段落。
表記/用語の統一作業に入る。
テキストファイルからの置換/GREPではあるわけだが、文法や用法、ニュアンスの相違などで送りや当てる文字が変わるので、単純にソフトウェアで全自動変換というわけにはいかず、結局目視でのチェックになる。だいたい300項目+αで400項目くらいの表記を目視チェック。この行程で全体を何度も読み直すことになる。
ただ、ある程度は楽になってくる。が、分量が多いのでにんともかんとも。
 
18:54
ちょっと頭痛。
慣用句としての「頭が痛い」ではなくて、ホントに。
モニタに集中しすぎるとダメだなあ。
茶飲んで一服、猫を撫でたら再開。
 
19:38
表記統一、一応終了。こぼれはゲラで拾うことにする。
当初予定より1時間半遅れ。
 
この後、ショートとロングを別ファイルに分離後、流し込み。
 
20:20
台割作成(目次作り、肩キャッチ作りに必要)
 
20:40
本日初めてのちゃんとしたご飯。
ペペロンチーノをかっ込んで終わり。
 
23:13
完了予定より1時間遅れ。
ルビ入れに入る。通常は著者校(初校ゲラ)を出した後に、朱を入れつつルビ指定をするが、今回は初校ゲラの段階ですでにルビが入ったものを作る。通常のゲラより手間がかかるが、あとが短縮できるため。
つまり、著者校は1回だけ。
タイトだ。
 
2005-01-10
1:43
ルビ入れ完了。
ゲラ出力。
著者、編集者それぞれに出力データをバイク便で送る。
著者、編集者それぞれのプリンターに不具合その他のため、PDFデータをメールで送って……という形での出校は見送り。アナログにも、僕の手元で紙出力したものをバイク便で……なんか90年代中旬に戻ったような錯覚(^^;)
 
ゲラ出力完了は2:15頃の予定。
 
著者校ゲラ戻しは2005-01-10 12:00頃を予定。
2005-01-11の校了にはなんとか間に合う見通し。
このまま大きなトラブルがなければ、1/27の発売日は大丈夫でしょう。
 
 
2:30
バイク便のピックアップ。
ドアを開けたら寒そうなライダーが二人いて圧倒される。
この季節のバイクはシンドイんだよなあ。お疲れ様です。
 
……というわけで、本文原稿全部揃ったところから、ゲラ(ルビ他全部入り)を出すところまでの所要時間は、25時間くらい、ってところ。
途中、仮眠取ったり飯食ったりトイレ籠もったりしてますが、だいたいそのくらいあればなんとか形にはなります。
 
「超」怖い話は、毎回こうやって作られているわけですが、はっきり言って全然褒められた進行ではありません。危険すぎ。神過ぎ。
やはり、入稿から校了まで2週間はたっぷりある、普通の進行がいいですぅ。
もはや、1週間でも大余裕ですぅ。