家の敵は家

僕は今の家に住み始める以前、築30年以上の家にしか住んだことがなかった。前述の実家なんか、昭和3年の築というから築77年である。ある意味枯れきっていて(笑)、家鳴りも聞いたことがなかった。前のアパートも築30年近かったので、状況はさほど変わらない。
なので、新築の家の「家鳴り」というのを初めて体験したときは、かなり不安になった。
木造の家なわけだから、梁や柱が伸び縮みすることは知識では判っているのだが、実際に夜中にベキンとかバキンとか聞こえると不安になるわけですよ。ラップ現象とかじゃなく、「家、壊れんじゃねーか」と(^^;)
建ってから3〜4年は家鳴りがしたり材が狂ったりすることはあると聞いている。
家が倒れるほどということはなくても、伸び縮みする材によってクロスが裂けたりということは起こりうる。
というか、起きた。
1年目くらいから納戸の外壁にヒビが入ってるなー、というのは気づいていた。あれはたぶん、材の伸縮によるものだろう。この家でいちばんデカイ梁の付け根だったし。
今回は書斎の外壁。窓枠から延びるヒビは、約40〜50cmほど。床まで貫通はしていないが、やっぱ気になる。