母手術成功

仮眠中、父より入電。
「人工関節の手術、うまく入ったそうだから」
先年より痛めていた母の膝に人工関節を入れる手術をするという話だったのだが、一時間半ほどで手術は成功したとのことだった。
ちと糖尿の気もあるのだが、手術のために入院したら血糖値も下がってきたらしい。
 
という報せを、父は先日買って送った「小林桂樹の電話(ツーカーS)」から掛けてきた。
(取り損なって、結局こっちから掛けかえしたのだが)
ツーカーSはなかなか凄い端末で、ネット、メールどころか、短縮番号登録すらない。
メイン電源も「赤いボタンを数秒間押しっぱなしにして」とかではなくて、物理的なスライダースイッチ。
で、連続待受が800時間以上あるらしい。連続通話も7〜8時間とずば抜けて長い。
ボタンもでかけりゃ通話中の音もでかい。
実に老人向けというか、どちらかという無口だとばかり思っていた父が、なんだか嬉しいらしくてぺらぺらしゃべるのが可笑しく感じられた。
 
世の中にはいろいろな機械がある。
僕自身、当の父の遺伝で(笑)新しいものに次から次に手を出すタチだ。
が、人の気分を明るくさせる機械との出会いというのは、それを使う人にとっても使われる機械にとっても、幸福なことなのではないかなあ、としみじみ思う。