ヘルメットにイヤホンを仕込む

以前、デッキクルー用ヘッドギアのレシーバーに、100均ショップの外付けスピーカーとイヤホンを分解して仕込む、という改造をやったのだが、今回はその応用。
普段使いのバイク用ヘルメットにイヤホンを仕込む。
材料は例によって100均ショップのイヤホン。今回はイヤホンではなくヘッドレストの付いているタイプの「ヘッドホン」を分解して使う。これだと、スピーカー(というかコーン)の部分の付いているプレートにゆとりがあって取り付け時に安定させやすいのと、材料がひとつで済むということでこちらにした。ただ、(ちゃちくても)外付けスピーカーと、ヘッドホンとではコーンの大きさが全然違うというか、外付けスピーカーをばらして使った前回のレシーバーのほうが、音はチープだけど大きい。今回のは音は悪くないけど小さい。バイクなど騒音の多い環境下で使うのであれば、多少音がチープでも、コーンの大きい外付けスピーカーを使うべきだったかも。
 
というわけで、以下は作り方をチラシの裏にメモったもの。
 
まず、ヘッドホン周り耳に当たる部分を二枚に開く。筐体というかプラスチックの外側カバー部分をラジオペンチでバリバリ剥ぎ取り、コーンとコードとジャックという、ヘッドホンの芯の部分を剥き出しにする。
ハンダ付けされている部分は非常に脆いので、うっかりコードを引っぱったときに断線してしまわないように、コードにひとつ結び目を作る。
元々付いていたヘッドレストの一部(コードがビーズのように通っているパイプ状の部分)を残しておき、結び目をハンダ付けしてある側に来るようにして引っぱられたらパイプが食い止めるようにする。
このパイプをヘッドホンのプラスティックプレート部分(コーンが載っている台)にはんだごてで融かして熱着しておく。
バイクのヘルメットは内部の帽体を取り外して丸洗いできるタイプなので、ホックを一部外してコードを後頭部側に回し、できあがったプレートを耳の穴が来るあたりにガムテープで貼り付ける(スピーカーの出口は塞がない)。
位置を調整してできあがり。
 
このままではジャックまでの距離が長すぎるので(元々1.5mもあるし)、もう少し短くしたいところなのだが……。
今はアームバンドでiPodを固定して使ってるからいいけど、冬場になって懐に入れるようになった場合に、あんまり短いとそれはそれで不便。冬になったら調節しよう。
 
ところでこれ、携帯電話のインカムを同様に仕込むこともできるのでは、と思った。
でもバイク走行中に携帯でしゃべるのは危ないし(前にやったことあるんだけど気が散るし)、そんなに掛かってこないので(´・ω・`)携帯電話インカム改造はたぶんやらないだろう。
 
なお、前回改造したヘッドギア&レシーバーのほう、プラグがどうも調子悪くて、ソケットにさしたままプラグを動かすだけでiPodが「プラグ抜け」を認識してポーズが掛かってしまう。プラグの根元を揉み揉みしてみると再現されるので、おそらくプラグ内部が断線し掛かっているのではと思われる。この部分は分解ができない(プラスティック充填成形)ので、ハズレだったと諦めて別の100均ヘッドホンでも買ってくるしかあるまい、なのだった。
 
しかし、安い電気工作だこと(^^;)