椅子寝り

仰向けに寝る麟太郎

椅子寝りと書いて「いすねり」と読む。
昔いた編集部で、椅子に座ったまま寝ることをこう呼んでいたのだが、なぜ「椅子寝」でなく、「椅子寝り」なのかは今もって不明。
悪魔の椅子を浅めにリクライニングして眠ると大変気持ちがいいのだが、最近は「そろそろ寝オチするか」と席を立つと、たいがい先客がいる。
しかも、猫にあるまじき寝方をしている。
ねぶくろに足突っ込んで「そこどいてくれ」と声を掛けてもどいてくれず、仕方なく脇に添い寝をするのだが、隙間に強引にぐりぐり入り込んでも、なおどいてくれない。


その椅子は誰の椅子だと思っているのか。