突然だがワインの話。
先だって友人の某女性社長のお宅に呼ばれたおりに「ワイン買ってきて、ワインワイン、安くていいから白ワイン」と頼まれ、手みやげに白ワインを買っていった。
ワインで白で値段そこそこでOKってんなら、そりゃもちろんモーゼルでしょう!
ということで、モーゼルの大定番のツェラー・シュワルツ・カッツ(2004)を持って行くと、瓶を見るなり「それドイツワインでしょう?」と。
そうですよ。モーゼルはドイツですよ。
ドイツワイン、甘いからヤなんだよねー」
わがままだなぁ(笑)
というか、白ワインの醍醐味は葡萄の甘さがくっきり出てるところにあるでしょ! その点、そりゃまあチリとかも好きだけど、酸味より甘みが強く出るドイツの白はサイコーじゃないですか、と持論を述べた。
「いや、もっと安くてもいいから、もっとドライなのがいい!」
ということで、結局再度お買い物に。
安くていいって言われても、このグルメな社長に300円のワイン買っていくわけにもいくまい、ということで、1400円くらいのフランスの白を買っていく。たぶん、瓶の形からしてたぶんブルゴーニュのどっかのシャトーの。
すると彼女はグラスに氷を入れて、そこにワインを注いで飲むわけなんである。
いいのか、その飲み方で……orz
次からは300円のチリワインしか買っていかない!(笑)


と、それはさておき。
ワインは白でなくちゃあ、できる限り甘くなくちゃあ、もちろんベタベタ甘いんじゃなくてすっきり甘い奴でなくちゃあ。
という流れでいくと、最近国産でちょくちょく見かけるようになった、デラウェアで作った白ワインというのがあるのだが、これがまたドイツワイン好きの舌に合うんじゃないかなー、と思う。酸味がほとんど感じられないくらい甘い。シロップのように甘い。葡萄の味もしっかり出ているし。なんというかもう、甘露甘露という感じで。

昔、初めて飲んだのがフランスの赤ワインで、しかも保存状態もよくなかったのか第一印象は「なんか酸っぱい」「マヨネーズの味がする」というものだった。
その後、保存状態のいい、それでいて安くて美味しいワインが出回るようになってからも、川島なおみが失楽園で赤ワインブームだった頃も白一辺倒。
未だに赤ワインは「よくわからんな」と。


「いつか大古酒・銀河鉄道の夜を誰かの奢りで飲みたい」と夢見ているのだが(^^;)、同様に「いつかモーゼルの極上のアウスレーゼを誰かの奢りで飲みたい」とも夢見ている。
これ、「誰かの奢りで」というところがミソで、そういうものを気前よく奢って貰える人になれるよう頑張ろう自分に鞭を入れるネタにしているのである。