本日も原稿書き

打ち合わせ中の雑談で、
「カトーさんは原稿をどのくらいの早さで書くんですか」
という話がたまに出る。今日も出た。
どのくらい、どのくらい……うーん。
ネタによるかな、と。
「では、400字詰め原稿用紙で1時間に何枚くらい?」
という聞かれ方もたまにされる。今日も出た。
この20年、ずっとパソコンで原稿書いてきた(昔はワープロでした)ので、原稿用紙で何枚という数え方はピンと来ない。
そうだなあ、バイト数で言うとー……ということになる。
「byte数で言うと、一日平均10kb〜15kbくらいは書くと思います。調子がいいと一日で20〜25kbくらい、かな? 締め切り間際だと、30分で3kbくらいですね」
ちなみに、1kbは1024byte。日本語は全角一文字が2byteなので、1kb=512文字。3kbで約1500字くらい。原稿用紙400字で、4枚弱くらい。早いのか遅いのか、自分ではよくわからない。
15〜20kb書いたとして、15000字〜20000字。原稿用紙にして、40〜50枚くらい?
これは早いんでしょうか、と聞いてみたところ、
「早いですよ。かなり」
との答え。
そうなのか、早いのか。
でも、たぶん、一日の仕事の総量に匹敵するかその倍くらいの量のメールなど(笑)を毎日書いているわけですが。もしそれなんかも入れちゃったりなんかすると、僕相当量の文字を書いてることになりますか。
「なりますねえ。それが全部仕事に割り当てられたらすごいでしょうねえ」
この応えもたまに出る。
そりゃ、その出力が全部仕事に割り当てられて、しかもそれが毎日同じ出力で続けられるんだとしたら、それはすごいことだと思う。文庫一冊140kbという話は以前にも書いたが、一日20kbのペースを保てるなら1週間で書けることになる。
が、そんなん続かないのである。ガーッとテンションを上げて書いた後は、必ず糸が切れる。ダレる。ゲームする。酒飲んで風呂入る。そうすると、翌日はお休み。遊んだりぼんやりしたりネタ拾ったり電話したり、猫に「そろそろ仕事しないで大丈夫でちかー」とせかされたりして一日が過ぎる。で、その翌日にまたスイッチがパキンと入って、なんだか神様が降りてきたような勢いが付く。そういう一種のワロス曲線のようなものを描きながらでないと書けない。
だから、全作業期間で見ると案外ちっとも仕事してないような気がする。弩3は結局執筆に3週間こそ掛からなかったものの2週間ちょいオーバー(しかも途中病欠で倒れてた)で、均してみると大してハイピッチでもなかった。

もっとまじめに仕事に打ち込んでとっとと原稿を上げ、少しでもG-Motionに乗れる日を作らないとな、と思う。
今年、まだ乗ってない(´・ω・`)