そして今日も集計

今週末、あと三日で講評が締めきりになる。
それまでの間にblog講評のほうに目処を付けておきたいなー、ということで今日も集計。
あと一人(1blog)に目を通すと、主立ったblog集計は一段落する。
もちろん、blog集計もまだ終わっていない人はいるわけで、今後は「補足補足また補足」になる。
傾向として、やはり早い段階で発表した人は若干有利になっている、ように見える。
締めきり間際に発表した人も健闘していると思うけれども、講評(特にblog講評)を頭から順にやってる人は、まだそこまで追いついていない様子。後半の秀作がどれほど数字を伸ばしてくるのか、今後に注目したい。


怪談というのはある意味「早い者勝ち」なところがあって、仕上がりがどうであれ、同じような話だったら先に出した側に軍配が上がり、後から出した人は「二番煎じ」「聞いたことのある話」の誹りを逃れ得ない。
その意味でも、「温存」はやはりプラスにならない。もちろん、自力が付いてきたらいつか書きたいとっときのネタ、というのがあるのはよくわかる。僕にも「今の自分では書ききれないネタ」というのがあって(すみません力不足で(´・ω・`))、その気持ちは痛いほどわかる。
でも、現実にはやはり「似た話なら早く出したほうが賞賛を独り占め」なのである。ネタの出し渋りは、決してプラスにはならない。渋るくらいならどんどん使って新ネタを出せ、という感じ。出した結果「ダメだよ。加藤君、そりゃダメだよ」と諫められるネタもあるわけだが(^^;)、それがダメかどうかは自分で決めずに、出すだけ出してみて責任ある立場の人の判断を仰げばいいのだと思う。そういう立場にないときは、判断は人に任せてとにかくばんばん積極的に出すほうがいいと思う。


集計の話に戻ると、現在出している集計中間報告は一応ある程度まとまるごとに順位(作品ごとの)を再計算しているのだが、ランキングの動きが著しくダイナミックで非常にびっくりする。誰かフラッシュにしてくんねーかと思うくらい動く。上位にいた作品が、フッと上位圏内から消えたり、圏外にいた作品が突然上位に食い込んできたり。特にblogは3点単位で票が動くので、例えば「33点」で同点だった作品に、講評者Aは3点を、講評者Bが「好みじゃない」として−3点を付けると、次の瞬間には36点と30点、なんと6点差になってしまう。これはでかい。
点差の動きに大小はあれど、コメント講評も同様で、+1点と-1点の間の点差は2点。これがまた結構な動きになる。


どんな好みの講評者でも、誰もが納得ずくの傑作というのはそうそうあったもんじゃない。それを毎回出せと求められたら、書く方も大変だろうと思う。僕等だって無理だと思う。
が、3ヶ月に及ぶ長丁場で、そういうモンスター級の作品を出してきた応募者、そんなのを何本も送り出してきた応募者は、確実に上位に食い込んできていると思う。
中間報告の上位にランクインしているものを見ると、確かに話題になったものばかりが並ぶ。


それを書いたのが誰か、というのはまだ明かさない。
が、それが書かれたことについて、悔しいけどぐうの音も出ない、と思って頂けるのではないかと思う。
二回目の予定はないけど、なんだか一回目から凄いラインナップになってしまった。ここから誰か一人選べという、その求めが僕にとって最大の難関である。たぶん、ぎりぎりまで悩みそうな気がしている。
だって候補が全然絞り込めないし。「やっぱり一人じゃなきゃダメですか」って何度か聞いてるけど「ダメです」って言われてるし。ああもう、どうしよう。


暫定ランキングの結果がそのまま反映されるとは限らないが、その結果が大きな影響を与えることは確かだ。
超-1は実力重視の選抜大会である。
名前や思惑では選ばせないために、マスクドコンテストのスタイルを採っている。
最後の最後まで、ぐうの音も出ないデッドヒートを期待したい。