怪談

岩清水さやか先生の個展とトークライブ「夜の学級会」

あかね書房の児童向け怪談/怖い噂シリーズ【怪異伝説ダレカラキイタ?】がそろそろ終盤。本校正*1を最終チェック中。 この怪ダレシリーズでは、【タタリの学校】【恐怖の教室】【悪霊の教科書】そして最新の6巻【職員室の怪談】の表紙及び挿画をご担当頂い…

消灯

昨晩、竹の子書房のネットラジオ、サデとコータのニョキニョキ☆ラジオに、久々にゲスト出演。 遺託も発売になったことだし(まだ見本届いてませんが)、今回はニョキラジが発火点になったリアルタイム・メタ実話怪談もあったことだし、ということで、諸々リ…

大漁

どこにも出せない系の怪談wを大量に聞く。大漁。 でも少なくとも「超」怖い話には書けない。 シモだから。 使いようのない、というと叱られるけど「知っていても人前で語るのも憚られる怪談」とか、「書くとファン*1を絶対に失う怪談」とかの類は確かに扱い…

すごい話を聞く

いろいろあって引き受けることに。 どの本に書くか検討中。

カナシバリ

Twitterにはいろいろなことをする方々がいる。 つぶやき怪談といえば稲川淳二氏だが、140字怪談を呟き続けている@itoolsjp氏のような方もいる。 昨夜、高田公太氏がTwitterでこんな怪談を試していた。 高田公太@kotatakadaYくんは生まれつき金縛りに遭いやす…

工夫を読み解く〜パズルと怪談とパイプと本とzookと

怪談を仕事にしているわけですが。 「実話怪談とパズルには相通じるところがあって」 という話をしばしば前書き・後書きのネタにしている。 パズルを読み解く この場合のパズルは、仕掛屋定吉ことさだきちさんのようなパズル作家が考えて考えて考え抜いた上…

オカルト政局論〜松岡の祟りと中川の祟り

僕は一応怪談作家の末席に座っている者なので、これから語る話は怪談、オカルトの類だと思って下さい。 松岡の祟り もう3年くらい前になるけど、2007年5月、安倍内閣当時の松岡利勝農相が自殺した。 [時事][訃報]訃報二題 http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/…

科学が超えなくていい限界を超えた

幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2009で、ヤマハが別に無理して超えなくてもいいような科学の限界を超えようと試みたらしいw リアルタイムでVocaloid*1が歌声を生成し、それを……産総研のHRP-4Cの筐体……ボディが合わせて歌う、という……。 「初音ミクが二次…

座敷童子は去ったのか?

「座敷わらし」老舗旅館炎上…宿泊客ら無事 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091004-OYT1T00716.htm?from=navlp 「座敷童子が出る宿」ということで、こちらの業界でも一般でも知られた岩手の旅館が、火事で全…

政治と怪談の因果関係

ゲラ読んでゲラ読んで次の仕事の仕込みしてゲラ読んでゲラ読んで。 全て計画通り――に行くのが喜ばしいはずなのに、想定外のことが起こるとどうしても心が躍るというか、〆切が間際になればなるほど、不確定要素が出てくるほど、「よしきた、さあこい!」とい…

怖い話

丑三つ時なので絶賛仕事中。 この時間帯に限って、実話怪談がするする読めるのは何故なんだろうorz 今、6月発売の【恐怖箱 蟻地獄】(竹書房刊)の原稿を絶賛整理読み分け中。 これまで何度となく口酸っぱく言い重ねてきたように、やっぱ他人様の書いた怪談…

昔の怪談

数日前の怒濤の打ち合わせの折、勁文社時代の「超」怖い話の話が出た。 で、どのくらいどんなのを書いていたのかが気になってきて、ちょっと調べてみた。 僕がこれまでに「超」怖い話に書いた話の分量というのは、だいたい夢明さんの2/5くらい*1ある。 僕…

うごメモ恐怖箱

そういえばうごメモ。 仕事仕事で見るばっかりになってるんだけど、やっぱり「ツールがあれば使ってみたくなる」という虫が騒ぐので、手元にある素材を使って休憩時間にちょっと作ってみた。 BGM少し小さめなので、ボリュームは大きめで聞くことをオススメ。…

恐怖箱トークラブ、本日当日

そういったわけで、恐怖箱presentsのトークライブ「恐怖箱-阿佐ヶ谷」、本日が本番なわけです。 緊張しているかというと、本番直前まで本番のことは考えない! ということで、てんで緊張してません。だが、ノルマwの怪談も用意してません! まあ、怪談ネタ…

恐怖箱トークライブ

そういうわけで、恐怖箱新刊情報メールのほうには流してあったけど、その他の場所に書くのをスパーンと忘れてた。 ●恐怖箱presents 「恐怖箱-阿佐ヶ谷」 http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi?year=2008&month=8 人気沸騰中の怪談集・恐怖箱…

日本酒と焼酎と怖い話

ハンターというのもなんだけど、実話怪談は取材命。 取材は紹介者との縁、アンテナの広さ、聞いた話に最後まで付き合う責任、そして体験者への信頼&体験者からの信頼の全てが揃わないと成り立たないわけで、つくづく難しい話だよなー、とか思う。だから先達…

読解

実話怪談というのは不思議な読み物で、書きすぎるといけなかったりするのだった。僕などは日常はブレーキを踏まない文章ばかりで無駄にだらだらと長い悪癖があるのだが、この調子でだらだらと細かく細かくねっちりと書きすぎてしまうと、怖さが薄れてしまう…

模倣と自分流

昔、初めて楽器に触ったとき、運指の練習のために既存曲のコピーに明け暮れていたことを、なにかの折りにふと思い出した。 よく聞き込んでよく知っている曲で、うまく歌えてもうまくは弾けない。そのもどかしさから、ムキになって練習したものだった。 そう…

強いて言うなれば

先週末に発売になった新刊「極」怖い話は、たぶんようやく今週あたりから、都市部以外の書店さんやコンビニなどにも行き渡り始めたのではないかなと思われる。以前、キオスクで買って出張途中の飛行機の上で読んだとかいうお話を寄せてくださった読者の方も…

罰当たりなおばけ屋敷

僕の本業である怪談稼業は、どちらかというと実話系怪談がメインなので、「想像上の怪談」はあまり扱っていないんだけど(^^;)、もしそんなのがあったら絶対に近寄りたくないなあと思うおばけ屋敷の例を考えてみた。 ただし、極めて罰当たりな話なので、あく…

友引

mixiに、加藤一補完機構というコミュを作っていただいている(のだが、寡作な上にマイナーですので基本的には閑古鳥がw)。 今、ふと気付いたのだが、11/26に設立から1000日目になるらしい。 わあ、すごい。というか、けっこうすごい。 しかも11/26。 友引…

二丁目の怪談

クールダウンしつつ仕事に復帰しかけたところでお誘い。 出かけていったところで、二丁目の怪談を拝聴する。 かなり濃いィ。 ……なぜだろう。怪談が救いに思えるのは。

万人受けと玄人受けと素人受け

ってわけじゃないんだけど、万人受けする怪談というのは本当に難しい。 実話怪談の場合、狙って話を作れるわけじゃないから難しいもへったくれもないのだけれど、自分が怖いと思って聞き惚れた話というのを、聞かせてくれた体験者当人は全然怖がってなかった…

絆創膏

昨日の晩飯で、サラダとしてアボカドを出した。 まだ熟しきっていなかったようで、種がなかなか取れない。 あれこれほじくっているうちにペティナイフで左手の小指を切った。 傷は浅かったので、小さな絆創膏をひとつ巻いておいた。 血はすぐに止まり、痛み…

QR怪談

募集したら、久田樹生本人の応募が一番乗りでした。 ……って、ヲイw ぼちぼち来てる模様。 同様の試みをそれぞれ違う呼び名で行っている先達は多くあり、技法として取り立てて新鮮さはない。それだけ有効な練習方法なのだということだと思う。 実は、ついこ…

ハイ、ここまでー。

というわけで、突発的QR怪談募集企画は〆切〜。 今日一日で、のべ23本のQR怪談が集まりました。 ご祝儀企画におつきあいいただいた9名の皆様、ありがとうございましたー。 って、そのうち2本/一人は久田樹生当人です(火暴 だからゲラ読めよゲラ!! ここか…

写真と映画

ちょっと前に書いた仕事のデータを読み返す。 内容と経緯に関する子細はまた後日。 そこで気付いたこと。 ホラーや怪奇小説と、実話怪談の違いってなんだろう、というのは常々思うところ。 単に長さの違いなのか。 それとも、ストーリーの展開、原因の究明、…

怪コレ3

ほぼ台割が決まった。 僕は本当は怪談は苦手だが(怖いから)、よい怪談というのはやはり「人に読ませたくなる」「人に話して聞かせたくなる」という衝動に駆られるものではないかと思う。 「人に読ませたくなる怪談」と「人に話して聞かせたくなる怪談」の…

怪コレシリーズの編集を続けてきて気付いたことなど。 「なくて七癖」という言葉がある。本人が気付いていなくても癖というのはあるもので――というアレなのだが、この癖というのは文章の「書き癖」にも確かにある。 例えば、一文が長い。 周到に説明しようと…

印税の話

なんだかとっても生臭いのだが、印税(原稿料)の話。 印税というのは、「原稿に対する対価・報酬」という認識が一般的だと思う。 作品売価でもいいし、原稿の価値、でもいい。 このとらえ方は間違っていないと思うし、そういう認識で支払われたり受け取られた…