作品集の台割

台割を作るのってパズルに似ている。
「おまえにとってはなんでもパズルなのか」
というツッコミは聞き流すとして、「どういう順番で読ませるか」「どういうコンセプトで並べるか」というのはいつも悩ましいところ。
コンセプトと長さと話の舞台とカテゴリと、そういった様々な要素をたっぷり時間を掛けて決めていくのが理想なのだが、なんだか結局なんだかんだでいつもバタバタと積み込んでいる気がする。
今回は時間はある。あった。
が、収録話数が通常の「超」怖い話の2倍近くもある。
そうなると、悩む時間は単純に倍になる……どころか、4倍にも8倍にもなる。
組み合わせはなんぼでもあるわりに、「こちらを立てればあちらが立たず」的な難しさに翻弄される。
楽しい苦しみではあるんだけど。

どう並べても「これが万人受けの正解」になるかどうかは、やはり悩ましい。
作品集発売後に「自分ならこう並べる」的なコンテストでもやろうかと思うほど悩ましい。

そういうわけで、270頁は超えそうです。
分厚いです。