懐かしい人から

激動の角川書店時代、コンプRPGの副編集長という何かの罰wを受けていた時代があった。
あれからもう15年近く経つ。


その頃の僕はと言えば、補給が尽きた最前線みたいな現場で、新兵ばかりの小隊を率いる隊長の横で、悲痛な顔で檄を飛ばすハートマン軍曹みたいな仕事をしていた。
そして、隙あらば新人を引き揚げて最前線に押し込む、というようなことをやっていたように思う。今と、あんまり変わらない(笑) 今は怪談書きを。当時はイラストレーターを引き揚げては押し込んでいた。
そういう頃に出会って、ある種一目惚れのような勢いで抜擢して連載をお願いしたイラストレーターさんがいらした。
角川から動いたのももうずいぶん前、自宅を作業室として執筆に専念するようになったのも数年前ということで、ややもすると失踪状態(僕が)に陥っていたのだが、昨晩ずいぶん久しぶりながらご連絡をいただいた。


「覚えていらっしゃるでしょうか」
から始まるメールを、しばしば頂戴する。
もちろん覚えてますとも!
そうしたメールは、たぶんいちばん嬉しい。*1
まだ覚えていてもらえたんだ、というのと、まだ元気でいてくれたんだ、ということと。
皆さん、元気っすか。


僕は元気です。低空飛行だけどなんとかやってます。

*1:「原稿の進み具合はどうですか」というのは一番悲しい(笑)