ストロボ

三階自室で仕事をしていたら、窓の外でストロボ光。
その後、ストロボ発光後の「ぴーぴーぴー」という音が聞こえたりしているので、どこかでかなりでかいストロボを使って本格的な撮影をしていると思われる。
近場かな? と思って窓の外を見るもわからず。
三度目くらいの発光で、うちから直線で100〜150mくらい離れたビルの屋上で、夜間撮影をしているらしいことがわかった。
なんか赤いものがちらちらしてる。
レーシックの効能で、「人だろう」というところまではわかったものの、それ以上はわからず。
その間にもバシュッ、ぴーぴーぴーと続いていてなんか気になる。*1
うちには望遠鏡とかの類はないので……とりあえず、10倍ズームのデジカメ+夜間撮影モードで逆撮影w
夜間ポートレートだとほとんど映らないのだが、夜景モードにしてみると案外映る。
ただ、手持ちだとブレてなんだかさっぱりわからん。やっぱり三脚が要るなあ。
ということで、三脚三脚……と探しているうちに撮影は終わってしまったらしい。残念。
とりあえず、手持ちで撮ったブレ写真を見る限りでは、赤いコートの前を拡げた女性モデルが写っていた。
ヌードだったかどうかまでは不明(笑)

やっと見つけた三脚は、雲台の部分が物置の中で紛失してたorz
どこまで落ちたんだ……。


編集者時代、何度か撮影に立ち会ったことがあるのだが、あれはシャッターを切る時間はほんとに瞬間なのだけど、そこに行くまでの準備や調整が鬼のように大変。照明の位置、レフ板の角度、編集者の影w、モデルのメイク、服装、ポーズ、表情、機嫌、カメラマンの機嫌w、そして天気と気温と湿度。昼間だったら太陽光。
そうしたもののギリギリの協調と、加えてシャッターチャンスという運。これはスタジオでも外ロケでも変わらない。
そこまでして頑張って撮ったものがブレてたりピンが甘かったり、バイトが現像に出す途中にフィルムをなくしたり*2、編集ができあがった後のフィルムをなくしたり……と、いろいろ大変。
今は外の撮影でも高解像度のデジカメを使うのが浸透してきていて、編集さん立ち会いのもとその場で成否を確認できるようになった。*3
もちろん、フィルムでなければ出せない味がある、というこだわりのカメラマンさんもいるわけで、そういう緊張感は今も続いていると思う。


そういう現場のことをちょっと思い出した。
遅くまでお仕事ご苦労様です。

*1:あのストロボの音って、100m以上離れてても聞こえるもんなのだな。辺りが静かだったってことを差し引いても聞こえすぎ。

*2:笑い話ではなく実際にそういうことがあった。

*3:昔は本番の前にポラを撮っていた。もちろん、今もポラを撮る習慣のカメラマンは多いが、実際に使用する本番と直前のポラとでは微妙に雰囲気が違ったりするので大変。