闇○○○

ダメージを共有しない闇鍋のノウハウが確立できた気がするのでメモ。


闇なんとか、というのが結構好きで、いろいろ経験している。


闇あがり
餃子の具を持ち寄り、揚げ餃子にして食すというもの。
山葵と芥子を禁止したら、根生姜を入れた人がいたとか、プリングミは全部流出するとか、プロテインは加熱すると瀬戸物になるとか、納豆はむしろ心のオアシスとか、いろいろよい経験になった。
揚げ餃子にすると中身が見えないので闇度が高まるが、揚げてる最中が危険なものもあった。


闇もぎり
餅つき機を買ったことがあって(現在は処分済み)、せっかくだから「餅の中にいろいろ入れましょう〜」という集いを敢行。
柿の種と練乳とチャンジャ*1とアンジェリカとドライチェリーと……そういうものをね、全部混ぜて入れるのはどうかと思うの。外からドライチェリーの赤が透けて見えるし。
最後には食べるのがいやになって、知り合いの事務所に「差し入れだ!」と投げ込んできた記憶がある。


で。
闇鍋というのは高校時代に経験があった。
が、闇鍋の最大の問題点は、「全員が持ち込んだものの味が、汁に混じる」というところ。誰かがチョコレートもってきたら、全員が煮汁に沁みだしたチョコレート味を共有しなければならない。これはしんどい。
なので、ずっと「闇鍋」は避けていた。


で、今回。
肉団子の中に闇種を入れる、という技法を確立。
まず、闇鍋に入れたい具を用意。今回は試験的に「加熱したら溶けやすいチョコボール」と、「若干固いミルキー」と、「大きさが手頃だけど柔らかいスタッフドオリーブ」を入れてみることにした。
まず、強力粉に塩と水を足してよく練り、第一層を作る。打って寝かせたものを伸ばして、チョコ、ミルキー、オリーブをそれぞれ包む。
継ぎ目が開かないようにした上で、継ぎ目部分に粉+水を少し付けて完全に密封。
この小麦粉団子状態の第一層を包むように、肉団子の第二層を作る。第二層は、豚肉に塩胡椒+クミン+片栗粉少々を混ぜたものをよく練り、第一層を完全に包み込むようにする。このとき、小麦粉団子が露出しているとそこから水分を吸い込んで肉団子が割れてしまうことがあるので、第二層は若干厚めに、第一層が見えないように包む。
できあがったら外側に軽く片栗粉をまぶす。
直接鍋に入れて万一wのことがあると怖いので、別の鍋に塩少々を溶かした湯を沸かし、ここで闇団子を茹でる。茹でたとき、煮汁が変色しなければOK。
うまく茹でられたものを、極めて真面目に作った普通の鍋に入れて食す。
闇種の入った当たりの闇団子は、サイズが若干大きめになりがちなので、ハズレ(もしくはセーフ)の団子を混ぜる場合は、大きさを揃えること。


闇種は「できるだけ意外なもの」「食べても健康に害がないもの」「骨・殻・ケーシングなどの廃棄物が出ない(一口で食える)」「普通、鍋に入れないもの」「少し食べると美味しいけど、まとまった量を食べるとダメージを食らうもの」を考えるとよい。楽なのはお菓子の類。ただし、「加熱によって膨張するもの(第一層が破れたらアウト)」や「水分を吸って溶けてしまうもの(例えばカールなど)」は避けたほうがいいかもしれない。


というわけで、Let’s闇鍋。

*1:タラの腸のキムチ