長年連れ添ったソフト(´・ω・`)

仕事に使ってるソフトは、信頼性があるものでないと怖い。
ここに挙げたソフトは、ないと仕事にならない。他のものは何にでも掛け替えが利くけど、こればっかりはこれでないとダメかも。


DTPソフトはInDesignPagemakerから乗り換えてInDesign1.0の頃から使い出し、2.0.2は3年以上付き合い、昨年からCS3に乗り換え。使い出した頃はInDesignに対応している印刷所が図書印刷しかなくて、ほとんどがQuarkXPressだったのに、今はQuarkXPressを扱ってるところを探す方が難しいくらいに、InDesignのシェアが伸びてるんだそう。先見の明があった、と自分を褒めても罰は当たらないと思う。


読み上げソフトはドキュメントトーカ。これはここ3年くらいの付き合いで、テキストファイルの誤記誤字拾いの相棒として文章を読んで貰っている。イントネーションはへなへなだし、特殊な熟語は妙な読み下し方をしたりするけれども、値段の割りにはいろいろ重宝している。Vocaloid食堂のナレーションとか。


校正ソフトのJustRight!は、まだまだ付き合いが浅い。たぶん、ここ2年くらい。夢明さんと「超」怖い話をやっていた頃は、それまで10年以上ほぼ毎年一緒にやってたせいもあって、表記の癖がほぼ共通化していて、表記統一というのはあまり力を入れなくてもなんとかなっていた。
が、怪コレや恐怖箱などで出自が全く異なる著者の原稿を束ねて扱う機会が増え始めてからは、人力校正の限界が見え始めた。最終的には人間の目で(人海戦術で)チェックするんだけど、その前段階での素読みというか、下読み的な「力業の校正」は、校正ソフトによる機械校正にある程度委ねるようになった。
もちろん、全面的には信頼できないwんだけど、校正の作業負担を相当減らせるので今ではないとどうにもならない。


IMEはATOK2007。2年に一度くらい買い換えつつ、昔の辞書をマージし続けて使っている。確か、初代一太郎の頃から辞書ファイルは引き継ぎ続けていて、ときどき心当たりのない辞書登録変換が出たりする。
「不可能」と入力すると「出来ん事は無いイイイイイ」と変換されるのは、たぶんう゛ぇるなーか新田君の仕業。ドラクエの街の名前がやたら登録されているのは、当時勤めてた事務所がドラクエの公式ガイドブックを作ってたから。
読者ページ担当時代に、数百から数千近くの読者のペンネームを辞書登録した。その頃のペンネームは今も登録単語としてそのまま引き継がれてる。パソコンのバックアップを取るとき、新しいマシンに移るときは、何はさておき辞書のコピーが最優先。たぶん、これが喪失したらしばらくは仕事にならないと思う。辞書は財産。僕の手癖がすべて登録されてるし。


原稿を書くのには、WZ Editor1.0を使っている。最新版は多分5.0。だけど、とりあえず原稿書くだけ、という用途だと1.0で十分……ということで、かれこれ13年以上使っている。確か、WZは最初16bit用だったのを、Windows95が出たときに32bit用の1.0が「繋ぎ」としてリリースされた。それ以前(Windows3.1時代)からWZを使ってるから、13年じゃ足りない。そして、PC-9801MS-DOS)時代にVZ Editorを使っていた。1989年リリースだから、そのあたりから数えると19年くらいの付き合いに。
WZは2.0になったときに、なんだか多機能かつ重くなりすぎて気に入らず、「余計な機能がなくて軽くて軽快」な1.0をそのまま愛用し続けた。
Windows95を使い出したときに、秀丸を使うかどうか、という選択肢もあったんだけど、ダイアモンドキーに対応してなかったため、そのままWZに残留。結局、原稿を書く仕事をしているのに、一太郎もワードも使わず終い(データコンバート用にどちらも持ってるんだけど、自分で原稿書くためには全然使ってないw)。


表記統一もJustRight!使うようになる前は、WZでやってた。
が。今日、あれこれと用語のGREPをWZでやったら、なんでか余計なところが文字化けしやがる。なんでだ(´・ω・`)
信頼していた相棒に裏切られた気分orz
余計なことをせず、頼んだことだけをかっちりやってくれるからこそ、ソフトウェアというのは信頼に値するわけで、想定外のことをしたり、想定していることをしなかったりということになると、途端に「薄気味悪いアテにならないもの」に堕してしまう。


まあでも、こういうときはいっぺんアンインストールしてインストールし直して仕切り直し。
PC-9801時代からのロートルユーザーは、一種のおまじないとしてこういうことをしばしばした。再インストールするときは「ちゃんと動きますように」と祈りながら入れる。そういや、新しいAUTOEXEC.BATファイルを書いたときは、「ちゃんと動きますように」と神様に祈りながら電源スイッチ入れたっけなあ。




仕事はまだまだ長丁場。
長年連れ添った信頼するソフトたちの支えで、今日も頑張ってます。