誘怪犯 紅

不愉快系クリーチャーを描かせたら日本屈指のホラー漫画家、うえやま洋介犬さんの新刊コミック「誘怪犯 紅」が発売された由。

誘怪犯 ~紅~

誘怪犯 ~紅~

以前発売された「誘怪犯」の続刊なのだが、前回に引き続きコラムを幾つか書かせていただいた。うえやまさんのブログ「誘怪犯」に連載されていた1頁ホラーコミックに、書き下ろしを加えたもので構成されたこの本、毎度恒例で「トラバ」と言うかいずれかのコミックにコメントを付けるというコラムがある。僕は前回に引き続きご指名をいただいたので、発売前の書き下ろしネタも含めて拝見させていただいて、ウマウマとトラバコメントを書かせていただいた。
今回は他に巻頭コラムも書かせていただいたりなんかしたりなんかして。なんつーか、世の中がホラーに追いつき追いこししすぎていて、怪談や恐怖を扱う零細業者が仕事しにくいよね、というようなことを書かせていただいた。怪談屋のボヤキというか(^^;)
また、この「誘怪犯 紅」では8月末の「恐怖箱 老鴉瓜」でのデビューを控える鳥飼誠(PONKEN/ダウン)君もトラバ屋さんとして参加させていただいているのだった。
トラバコラムニストは木原浩勝先生を筆頭に、西浦和也さん、鳥飼君、僕の4人。加えて、最近なんでか京都のあの幽霊マンションの近所に引っ越しちゃったつながりwで北野誠さんとうえやまさんの対談があり、さらに帯は京極夏彦犬先生と、やたら業火。いや、豪華。
新進気鋭と業界のベテランに挟まれて、身の置き場に困る所存。


そういえば、誘怪犯を読ませていただいてて気付いたことが。
僕は怖いものは嫌いなんだけど、不愉快なものや厭なものは好きらしい。それと、腹立たしいこととか黒笑いとかそういうの。赤い鉄には触れてみよ、地雷は踏んでみよ、肥溜めには落ちてみよ、赤いボタンはとりあえず押してみよ、みたいな。酷い目に遭うのはわかってるんだけど、試してみたくてしょうがなくなることというのがたまにあって、そして毎回それで後悔するんだけど、やっぱりまた試したくなる。
バラエティは最近はあまり見なくなったけど、ダチョウ倶楽部の竜平ちゃんは偉大だと思う。