ダベり3日目

ダベり(情報収集と情報交換)3本勝負の三日目は、ゲーム開発会社社長とダベり、新しくできた飲み屋のマスターともダベり。
モノカキの仕事は基本はアウトプットであり、また編集者の仕事はソースディレクションであったりするのだけど、それらのふたつの仕事は「インプット」或いは「ソースの発掘」という作業がなければ成り立たない。まあ、「書く」「編む」で稼いではいるけど、直接には金にならないw「聞く」「話す(される)」という行程なくして、モノカキやモノアミは務まるまい、と思う。普段からして個人作業が多い孤独な仕事であるが故に、誰かと接しての情報入力は欠かせない。
僕はモノカキの友達が極少ないwので、もっぱら「編集さん」「業界外の人」が話し相手になってくださるわけなのだが、やっぱ、「守備範囲の外にいる人々」や「競争相手ではない人々」との会話ほどエキサイティングで実入りの多いものはないように思う。なんというか、人生は知らないことばっかりで、年上年下といった年齢世代差から、地域差、経験差に至るまで、自分と完全に同一な人間はいない上に、僕以外のほぼ全ての人類は僕の知らない人生を過ごしてきた人であるわけで、話を聞いて得ることがないはずがない。DSでポケモンやり込んでる小学生から、辻で店を開いたばかりの新米店主に至るまで、いろいろな事情、いろいろな経験、いろいろなノウハウが山とある。それらの多くは仕事の糧にはならないのだけどw、人生の糧にならないものはひとつもない。
同業者/同趣味者とのノウハウの確認も、それはそれで楽しかったり安心したりもするけれども、興味も抱かなかった分野のノウハウや苦労話、ヨロコビなんかを聞くのは、多分きっとそれ以上に面白い。


たぶん、今日のダベりはきっと僕の血になり肉になる。
楽しく興味深い。