集計結果発表!

6月末に「やります!」と告知、7/1から順次「サンプル作品」を投下、そして7/15から約2カ月に渡る作品募集期間を経て、10/1に審査を締めきった、遺伝記。
超-1で培ったルール+なんだかヘンテコな追加ルールを交えての、「実話じゃない恐怖小説」のコンテスト、というかコンペですが、ようやくその集計結果が出てきました。

遺伝記/2008 戦績表(暫定版)
http://www.kyofubako.com/gene/2008/scoreboard/

暫定版となっているのは、集計データの不備やその修正などで多少の変動があるかもしれないから。そして、まだこれが最終的なデータではないからです。
超-1を経験している人には恒例になっていますが、審査・講評の点数を機械的に集計した数値データの公開によって、同時に「あの作品を書いていた人は、他にどれを書いていたか?」も明らかになるわけですね。
この「あの作品の作者は、他にどれを書いていたか?」というのを踏まえて、総合力であったり、平均的な能力であったり、初回投稿から最終作までの間の成長度合いであったり、そうした様々なものを見渡した上で、「では、著者としてだったら、誰を推すか?」というのを伺うのが、著者推奨です。

著者推奨
http://www.kyofubako.com/gene/recommend/enq.cgi?id=ide2008
受付期限は、2008年10月13日23時59分受付分まで。

超-1でもそうですが、これらの集計データ+著者推奨の内容によって最終ランキングが決まるわけなんですが、

  • 応募総数
  • 獲得点数合計
  • 獲得点数平均
  • 成長度合い(=将来性)

といったものを踏まえて、「今はまだそれほどでもないけど、暫く研鑽したら化けるんじゃないかな?」とか、「数と質のバランスが取れるようになるかも?」だったり、「執筆ペースがこのままだとするなら、どのくらい時間の余裕を用意すれば、十分なクオリティのものが揃えられるかな?」といったような、様々な要素を鑑みて、「未来に続く人材」を見つけていくことになります。

もともと超-1のシステム=「大量に実話怪談を書けるブルドーザーのような人材」を発掘することに特化していたわけなんですが、回数を重ねていくうちに、急かさず慌てずじっくり取り組んでもらえるような機会を設ける余力が生まれてきたこともあって、「佳作な作者を生かしていく」「多作の作者を成長させていく」ということに力を振り分けることができるようになってきました。
遺伝記は若干トリッキーなコンペではありますが、同様に「即戦力」と「成長株」の発掘、ゼロからの気の長い育成・研鑽の機会として生かしていければ、先々さらに次のステップに進む上で意味を持つものになっていくのではないか、と思っています。


というわけで、暫定戦績表。そして、著者推奨。
応募者の皆様には「最後の質問」も待っています。


ひとつ、よろしくお願いします。