肉のリクエスト

今年、肉肉肉肉、粉粉粉粉、肉肉ミク肉、と大騒ぎしていたこともあって、「じゃあ肉食いたい!」というリクエストを数件頂戴したw
えー、シュバイネハクセのきっかけとなった銀座ゲルマニアに招いてくれた上原さんちには、シュバイネハクセとザルツプレッツェルの集大成を見て貰わねばなるまい! 時間作ります!(今の状況を抜けたら)
メメさんとトロちゃんからもリクエストいただいた。
こちらについては、BBQとメキシカンとブラジリアン・シェラスコ、どれがいいw<少人数の客に出すモノではありませぬ
時間作ります!(いっそ、同時開催はどうかw)
肉料理って、いっぺんにたくさん作ったほうが絶対にうまいことは確かだった。だから、できればたくさん作りたいw


大層な名前が付いてはいるけれども、世界の肉料理、しかも伝統的料理の類というのは、だいたいどこも基本は一緒で、「ぶすぶす刺してスパイスと塩をすり込んでちょっと寝かせて、茹でるか焼いて食う」というもの。ステーキだってローストビーフだってコーンポークだってシュバイネハクセだってアイスバインだってローストターキーだって、やっぱ基本は同じのような気がする。一個できれば後は応用でどうにかできそうというか。
そして、こうした「肉を塊で食う料理」というのは、肉をどうやって長持ちさせるか、日数の経った肉をどうやってさらに美味しく食うか、という工夫の賜なのだなあ、ということが実感できる。
スーパーの消費期限は「それ以上そのままにしとくと、糸引いて腐って腹いわします。責任持てません」というものであるんだけど、例えば火も通さない塩のみの単純なパンチェッタにしたところで、もうそんだけで消費期限は延び、味も美味しくなる。
日本では「豚肉は生で食ったらいけない! 寄生虫がいる!」のが常識であるんだけれども、パンチェッタは加熱せずにも食う。というか、生ハムは低温燻蒸&熟成させたものだが、火が通ってないけど食えるし、美味しい。
日本の風土(高温多湿)では腐るけど、低温低湿なヨーロッパの風土では腐らないからこそ生まれる保存方法というのもあって、それは日本でも冷蔵庫の中で案外普通に再現できたりする。*1
その気になれば、いろいろいけるよなー、と。
んで、塊買ってきてあれこれ手入れて、ちょっとずつ食えばそのほうが絶対に安上がりだよなー、とか。うまいし。
避けてきた豚肉の扱いについては、今年はそういうことを多く学んだ気がする。


現在、作った分を消費中のリエットについては、もう1回か2回味のほうを調整したら、お客様に出せるようになるかなー、と思う。
というか、鴨肉のリエットというのもあるそうなので、普通に鶏肉で作ってもいいんじゃないかなという気がする。鶏皮刻んで入れて。




……。
それはそうと、今日ちょっと味見させてもらったワタリガニのトマトクリームパスタのソースが美味しかった。
にんにくの風味はあまりしなかったが、ワタリガニの風味が濃厚。
今、ワタリガニバーレーンあたりからやってきてるwのが安く手に入る。ということで、さっそく西友で1パック安いのを買ってきた。
トマトクリームのダシにワタリガニではなくテナガエビを使ったものというのは、昔、バブルの終わりくらいの頃にイタメシ屋さんでよく出てた。アレもそうだけど、海老ミソが旨いんだよなあ。ワタリガニも身のほうには食べるとこあんまりないけど、同じように使えば確かにたっぷりダシが出そう。
明日の昼食辺り、ワタリガニのリゾットに挑戦する方向で。


そういえば、夏にウホウホとキープして冷凍してあるするめいかの肝も、ペスカトーレのソースの下地にしたらいけるんでないかい、と思うのだがいかがなものか。好きずきかもしれないけど。

*1:冷蔵庫、低温低湿だしw