路上で冬物を下ろす

昨日は、友人を送り出し、洗いものをした。
ハイトニさんの路上は今週から1時間限定になるとのこと。
出掛ける直前、
「今日はもう秋じゃない。冬だ。暖かいカッコで!」
という現地情報が飛び込んでくる。
コットン+ポリエステルのベルギー軍のハーフコートでは、冬の寒風の中を歩き回ることはできても、冬の寒風に立ちつくすのには辛い。
そんなわけで、春の終わり頃に手に入れたウールのマントが本日デビュー。袖無し、ブーツを履いても地上から5〜10cmくらいしかないという長丈っぷりなのだが、これがもう全然風が入ってこないというか。寒くないっていうか。ウールってすげえ。
ただ、「ドラキュラですか?」と言われたのと、駅の階段で自分の裾踏みそうになったのが難点。前を開いて翻したり、前を払って裾を持ち上げたりするとますますドラキュラっぽい。
まあでも、そういうことはさておき、めちゃくちゃ暖かい。下は薄手のものしか着てなかったのだが、まるでに気にならない。ずっしり重いだけの効果はある。
フランス海軍の制式軍装であるそうで、ネイビーである。ポケットの類は一切ないので、インナーに着るものにポケットが欲しいところ。買い物してもコンビニ袋ぶら下げても、例えば西友で大根や葱を買っても外からは見えない。
いろいろ怪しい。


デンマーク軍のウールコートのほうがシルエットはたぶんカッコイイ。
が、体型の都合上、そちらはもうちょっと窶れないと着れないorz


お一人様の晩、寿司を軽くつまんで帰路に就く。
路上は楽しく眩しかった。
だが、今の僕は倦んでいる。
たまになる。怪談屋の職業病だとすれば、僕も生意気な症状が出るようになったもんだと思う。