ミニラップ

日本では「ブリトー」として知られている食べ物だが、アレはアメリカとかでは「ラップ」というらしい。この場合はサランラップとかクレラップとかのラップで、「膜状のモノで包む」の意。
ラップ/ブリトーをおさらいしておくと、小麦粉(本来はトウモロコシ粉かも)で作った薄い膜の内側に、チリコンカルネ的なミートソースやチーズ、ソーセージなどの肉類、野菜などを包み込んだもの。包み込んで熱々を食うもので、タコスの親戚っぽいような。
タコスは美味しいけど嵩張るとか、皮が割れやすいとか、汁が漏れやすいとか、皮が萎びると嬉しくないとか、まあいろいろあるので、アウトドアのお弁当にはちょっと向かない。
今の季節なら、本当は肉まんとかがいいんだけど、何しろ冷めやすい。


ということで、一口で食えて冷めてもおいしく、量を作って冷凍保存しておくこともでき、自然解凍しても火気を使わずに加熱してもおいしく食えるもの。一口二口でちょっとおなかが膨れる、みたいな。
……というような厄介なテーマを自らに課してみた。
そこで、冒頭に挙げたラップがよろしいのではないか、と当たりを付けた。
ブリトー」という食べ物を日本で最初に広域商品として展開したのは、恐らくセブンイレブンではないかと思うんだけど、違ってたらごめんなさい。セブンイレブンブリトーは、僕が中学か高校くらいの頃に登場し、当初は「ハム&チーズ」「ミートソース*1」の2種があった。どちらも具を薄皮に包んだもので、冷たいままで食うと粉っぽくてあんまり美味しくない。電子レンジで加熱してもらうとチーズがトロトロでうまかった。
チーズの量が多いと加熱したときとろとろになってうまいんだけど、この量が多すぎるとこぼれやすくなるとか、カロリーが高くなるとか、加熱されてないときに粉っぽいなどの問題点が出てくるので、チーズ以外の具を増やすことにしてチーズの量を少なめにしたら、このへんは解決せんだろか。
ブリトーは、ソース的な何かというか汁系の具が多い気がするのだが、食べこぼしを考えるとソースの粘度を上げるか、汁気を吸い込むような具を混ぜるといいんだろうか。例えばファルシのようにパンを入れるとか。でも、小麦粉の皮の中にパンが入るというのは、ちょっとしつこい感じ。
イメージとしては、「具は中華まん程度、皮はブリトー風、蒸かさないで仕上げる、外側はサラサラで加熱しても乾いている、大きさは5cm四方以内の四角形で、1〜2口で食べられる、食べるに当たってカトラリーがいらず、ペーパーナプキンも要らない」というような感じ。


むーん。
春巻きの皮で包んだ何かが思い浮かぶけど、春巻きの皮・餃子の皮・焼売の皮・雲呑の皮の類は、ちょっと薄すぎるのと、加熱すると破けやすいので、そのままでは使えないかも。
皮はトルティーヤなどの皮というより、強度のあるクレープって感じですか? なんか、いろいろ考えるべきことがあるような気がするので、次の宿題はこれで。
具材はコンビーフで。


そういえば最近、有袋類の人が「炊飯器でコンフィ」というのに成功したらしい。調べてみると、炊飯器でコンフィをやってる人は結構いるらしい。そういえばこないだ僕は鍋でやったコンビーフの蒸し行程だけど、これも炊飯器で可能らしい。炊飯器は予熱状態にすると、沸騰せずに80度くらいがキープされるので、高温蒸気が出続けるというか。
ただし、剥き身の牛肉を炊飯器で蒸すと、炊飯器に牛肉の匂いが付いてしまうので、まあそのへんは知恵と工夫で。
鶏肉のコンフィは美味しそうなので、そのうち僕も真似てみたい。

*1:スパイシーミートだったっけ。名前は違ったかもしれないが、ミートっぽいものが入ってた。