ぬこヒーター
仕事部屋が、べらぼうに寒い。
エアコン入れてても全然温まらない。
猫も同じらしく、普段はエアコンの吹き出し口あたりのよさげなところに陣取っているのだが、寒くてやってらんないらしい。
「にゃー! にゃー! にゃー!」
(訳:暖を取りたいので、その膝に乗らせなさい。というか、温まらせてやるから膝を出しなさい)
と、鳴きまくるので、仕方なく膝を提供する。
麟太郎は6歳猫の割にはスマートなほうで、メタボとは縁遠い。とはいえ、4kg以上あるわけで、そんなもんを膝に乗せっぱなしにするのは、なんだか拷問の一種みたいでしんどいのだけど、温かいのは確か。
人と猫。
肌寄せ合って、
暖を取る。
歳の瀬をいく
猫の背なでる。